なーんちゃってゲルソン食日誌:08年7月炎症性乳がんと告知され崖っぷち体験をしましたが転移もなく15年半生きています

告知の日からジュースをたくさん、肉抜き塩抜きあぶら乳製品抜き、玄米菜食の食事療法を続けています。がんの食事療法あり。

今までに使ったスクイーズ式ジューサー

2014-11-24 19:26:06 | 健康・病気

 なーんちゃってゲルソン生活に、ジュースは欠かせません。飲み物というよりジュースは薬でもあります。そこで今まで使ったジューサーについて書いていきます。

ジューサーには、良く知られているスピンタイプのものとスクイーズタイプ(圧縮式)があります。スピンタイプは、刃が激しく回転して材料を混ぜるため、ビタミンなどが酸化しやすいと言われています。スクイーズ式は、より自然な形でジュースができるのですが、絞るのに時間がかかり、値段が高いです。本家のゲルソン食事療法、星野式ゲルソン、済陽式ではスクイーズ式をすすめています。

一番最初は、ゼンケンのベジフル(2年6か月で壊れる) → 次はヒューロムスロージュサー(1年6か月) → ジュースプレッソ(9か月で壊れ、修理して予備に) → またヒューロムに戻り現在に至る。 今まで使ったジューサーがどのような感じかという感想です。

シャープ スロージューサー
ジュースプレッソ       
 32800円を、イトーヨーカドーのセールの時、19800円で買いました。
6か月使ったとき、タンクの搾りかす排出口パッキンがちぎれそうになり、無償交換してもらいました。
上部のふたが硬くてとりにくいことがある。掃除はしやすい。 国産のものと思い買ったら、フィルター(こし網)は、ヒューロムと同じものを使っていました。
売り場で、ヒューロムのジューサーの部品と入れ替えてみたらぴったりはまりました。
これはまだ保証期間なので、1年間はジュースプレッソを耐久テスト中。ネットでは悪いことは書いてくれませんから。

  使って9か月目、今度は本体のタンクを止める突起が3つ出ているのですが、そのうちの1つが割れてしまいました。そのまま使うのは不安定なので、修理に出すことにしました。1年以内に2度も壊れるなんて、ジュースプレッソは完成品ではないのかもしれません。当初、シャープの修理担当者は、突起の出たカバー取り替え代 6500円、出張費3000円といっていましたが、工場に持ち帰り修理したところ、無償でということになりました。保証期間内なので。ブログをやっていることも伝えました。圧力をかけているわけではありませんよ!

 この後、ヒューロムHU―300のこし網の突起が割れ、シャープの方のこし網で代用していたら、1か月でシャープの方のも突起が割れてしまい両方使えなくなってしまいました。夕方、ヒューロムの部品が代引きで届き、ジュースは途切れませんでしたが・・・。
 
 
ヒューロムスロージューサーHUー300

 2年ぐらい前にネットで見つけて買いました。当時39800円でした。今は34800円で売っています。ヨドバシとかビックカメラではもっと安いかもしれません。ニンジンはやや大きめに切っても平気。仕事は早い。有機野菜のときは、2度ジューサーにかけています。 

 11か月使ったところで、ジュースストレーナー(こし網)のつめがかけました。これも無償で交換してもらいました。横長のベジフルよりはパワーがあり使いやすい。そのあと上に書いたようにこし網の突起が割れ、次のこし網と替え使っています。その時ドラムや洗浄ホルダーのパッキンも変えたらジュース漏れがなくなりました。ただ、最初に買った代理店がなくなっていたのにびっくりでした。
 
マルチジューサー&クッカー ベジフル ZJ-B1
㈱ゼンケン         
 医聖会で買いました。医聖会は、山武市、医聖会で検索すると出ます。
このジューサーは2年半ぐらい使い、ニンジンジュースを作っていたら、べきっという大きな音がして、止めてあるふたが、吹き飛びました。タンクにも亀裂ができ、割れていました。 部品だけ取り換えてもよかったのですが、パワーのあるのに替えたかったので全取り替えしました。
ニンジンは細めに切らないと詰まる。時間がかかる。ジュースはヒューロムより多く絞れるように思います。
 
 
私の場合平日は1日3回、週末は2回使いますが、 いずれにしても、ジューサーはよくこわれます。特にジュースストレーナーこし網は1年ぐらいすると目詰まりして使いづらくなります。交換したほうがよいのかもしれません。
以前に、医聖会の成毛さんが、アメリカ製のチャンピオンジューサーを20年ぐらい使っているとお話されているのを思い出しました。部品を取り換えながら使っているのでしょうか。うちの張り出したキッチンカウンターには重すぎるし(10キロぐらい)、キッチンは狭いしね…、悩みますね。

ところで、チャンピオンジューサーを使っている方のお話では、ニンジンジュースを作るときは調子が良いそうです。
葉物は苦手なようで、うまく絞れないので、すり鉢に葉物を入れ、すりこぎでたたいてつぶしジュースが出たら別の入れ物に移す。最後はガーゼなどで残りの葉物を包み、はさんで押す絞り器に入れて手で押してジュースを作るそうです。掃除はしやすいそうですが、朝ここまですると疲れてもう一眠りしないと身体が持たないそうです。使っている人にきかないとわからないことがありますね。
 

  ちなみに、ジューサーではなく、ミキサーでのスムージーでもよいのではとも思われますが、美容上とか、なんとなく良さそうと思ってとるのなら良いのですが、薬としてジュースを摂る場合には止めた方が良いと思います。例えばニンジンを使ってスムージーを作る場合、普通サイズのニンジンを2本ぐらいと、レモン汁、ミルク、リンゴなどでミキサーで作ると、400mlぐらいできます。これを一日3回食前に飲むとすると、ニンジンは6本しか取れません。私の場合、週に12キロのニンジンを摂り、毎日1.71キロで、搾りかすを捨てたとしてもベータカロテンの量は桁違いになると思われます。ミキサーのスムージーを1日1200ml飲むのは、大変。首までスムージーが詰まってのどを越さなくなります。半年続けましたが、ミキサーが壊れたのをきっかけにジューサーに変えました。

 なお、下記にいろいろなメーカーのジューサーの広告が出るかもしれませんが、私がおすすめするものではありません。ご注意ください。

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乳がんと抗がん剤治療

2014-11-03 17:31:27 | 健康・病気

乳がんと抗がん剤治療
1.標準治療
 だいぶ前のことですが、抗がん剤治療についても書いてみます。
 08年12月中旬に手術を受け、1回目の抗がん剤を受け、20日間の入院を終えました。

 術後の病理検査の結果は、病名:炎症性乳がん、大きさ:7cmの範囲、ステージ:ⅢB、リンパ節への転移なし。がんの顔つきは、08年7月には悪かった顔つきが、おとなしいとの評価に変わりました。但し、この評価は人により巾がある。ホルモン剤治療6か月で顔が変わっている可能性ありとの診断でした。
 この診断結果に基づいて、1mm以下の細胞に対して行われる標準治療については、
①ア 抗がん剤:EC…3週に1度×4回(吐き気、二日酔い、髪抜ける)
        ↓
 イ タキソール………週に1度×12回(しびれ、末しょう神経障害、髪抜ける)
       ↓
②放射線治療:25回(胸が硬くなる、肺炎になる可能性あり)
       ↓
③ホルモン剤治療再開  
という治療がある。一般的に米国の場合、抗がん剤で2%、放射線も加えると5%、10年延命率が上がるとの説明を受けました。
この時、副作用の実際について知らなかったのですが、副作用がひどい割には、延命率はたいしたことないなという印象を持ちました。結局のところ、不都合性VS延命率があがる必要性 の判断の問題と頭では整理がつきました。先生には、回復可能な抗がん剤でお願いしますと伝えました。

2.タキソール
私の場合、炎症性乳がんなんて悪そうな病名だし、ⅢBだし、やらなくていけないのだろうと覚悟していましたが、抗がん剤はタキソールだけ受けることになりました。ぜんそくの持病があり、毎日薬と吸入が欠かせないからだと思います。
 薬剤師さんによると、タキソールは西洋イチイの抽出物でアルコールに溶かして点滴する。
その前に抗ヒスタミンの錠剤を5錠飲み、サンダック(胃腸薬)+デカドロン(副腎皮質ホルモン)を生理食塩水に溶かしたものを点滴する。そのとおりの流れでした。
タキソールは、1回目最初の10分で会わないとき症状が出るそうで、最初の時だけは、10分毎に血圧、脈を診ていました。それで入院中に1回目の抗がん剤なのだと納得でした。

3.抗がん剤の副作用
 タキソールを受けた次の日は普通だが、その次の日になると疲れがどっと出た感じになり
爆睡していました。そのころから足の膝から下に発疹がでてかゆくなりました。
かゆみは、回を重ねるごとにひどくなり、8回目ぐらいになると、腕の先がかゆく、赤くなり、足はもものあたりから下に発疹ができかゆみもひどくなりました。顔も頬や目の周りが赤くなり、赤いパンダみたいでした。
近所のスーパーまで買い物に行こうと歩くと、地に足がつかない感じ、地面を踏みしめる感じがない。車の通らない裏道を歩くように気を付けました。手足のしびれも出るようになり、包丁を使って細かく切るような作業はやらないようにしました。手足の爪は褐色になり割れやすく弱くなり、足の薬指?の爪は割れてとれてしまいました。末しょう神経障害はこれのことかと思いました。タキソールを受けた他の人は爪が黒っぽくなっているのに、私は褐色になっていて変だなあと思っていたら、ニンジンジュースに思い当りました。今ほどではないですが、ミキサーのニンジンジュースを1リットルぐらいは飲んでいました。
また、左目は、日差しが強い所で見ると、視野が赤く見えるようになりました。さらに、左目の視野の真ん中に、横一列グレーの帯が現れ、グレーのところは見えなくなりました。テレビのワイドショーの司会者など並んでいる人々の顔のあたりが見えない状態なのです。グレ-の帯は、タキソールをやめて5年半近く経ちますが、いまだにそのまま、視野が欠けたままです。日常生活にさほど支障はありませんが、これは回復不能な副作用です。
 抗がん剤の副作用は回を重ねるごとにでてくるそうです。再発や転移の場合加減するが、私の場合原発なので攻撃の必要があるとのことで先生は続けたい様子でした。その後、9回目でタキソールを終了することになりました。その日からまたホルモン剤治療に戻りました。

4.脱毛とウイッグ
 タキソールの副作用には、もちろん脱毛もありました。髪の毛、眉毛、まつ毛、鼻毛…抜けるところはほとんど抜けました。ところが、髪は、頭の真ん中がすぽっと抜け、周りが残ったのです。変な抜け方。
脱毛は覚悟していたので、1回目のタキソ-ルの後、年が明けるとすぐにいつも行っている美容院に行き、美容師さんに相談しました。これから抗がん剤で脱毛するから、思いっきり短く、ベリーショートにしてねとお願いしました。短ければ抜けても気にならないというか、ショックが少ないと思ったので。すごく親身になって考えてくれて、年とったアメリみたいなショートにしていただきました(イメージ)。自分でいうのもなんだけど、よく似合ってかわいい(写真がないのでなんとでもいえる)。ずーっと前からしていたみたいになったのです。
 その次の日、横浜にウイッグを作りに行きました。
いろいろなかつらのお店がありますが、セミオーダーで値段が手ごろなところを選びました。病院の患者さんたちの間で作った人が多かったということもあります。最初に作るかつらは失敗が多いかもと考え、作り直すことも予定していました。
 そのお店の担当者は、事情を聴き、頭の鉢の大きさなどを測り、何の迷いもなく、ショートのサンプルを見せてくれました。ずーっと前からショートだったと思っているようです。
いろいろ試してみたところ、中ぐらいの長さだと、金八先生の頃の武田鉄也みたい。ロングにしてみたら、ハイキングウォーキングの髪の長い人みたい。なんだか似合わない。困ってショートに落ち着く。人毛と人造のミックスがわりと自然なのでそれを選び、ややカールがあるのを少しカットしていただく。前髪は、眉が抜けてもいいように長めにする。
翌週できあがり、試してみると、なんか整っているのだけれど、パーマをかけた中年のおばさん頭の出来上がりという感じになっていました。上が膨らみすぎに思えたので少しカットをお願いし、1週間後に完成。抗がん剤で身体はだるいし、これ以上頑張る気力もなくそれでいいことにしました。後に、友人に見てもらったら、好評だったので少し安心しました。
タキソールを始めて2週間後から脱毛が始まりました。初めのころは、大きなベレーを被り、頭の真ん中が抜けてからは、グレーのキャスケットを被り、アイスブルーのダウンジャケットで外出していました。1月後からウイッグデビュー。初めはとても周りの視線が気になりましたが、こちらが気にするほどには周りは気にしていないことがわかりました。ただ、女の人の、かつら?と確認するような冷たい視線を浴びることがありました。みて見ぬふりをしてほしいとも思いましたが、ひょっとして、かつらに興味があるのかもとも思いました。
 眉毛が抜けると、顔がぼんやり見え、マユズミで書き足そうかと思いました。しばらくすると、洗顔した後、何か汚れが取れないとこすって、よく見たら、ゴマみたいな眉毛がはえていました。髪も8月にはベリ-ショートに整え、ウイッグなしで出歩けるようになりました。結局、家では何も被らないので、病院に行くときか、何かイベントで外出する時しか使いませんでした。眠るときも被る人もいるそうですが、わたしにはできませんでした。
 ちなみに、脱毛した後、髪が元に戻らないままで、今もウイッグを被らないと外出できない方も中にはいます。いろいろな乳がんの方と出会ううちにわかったことです。帽子みたいなものと思っても、ウイッグは自分の髪とは違うし、夏は暑いし、結構うっとおしいものでした。余談ですが、やくみつるさんのかつらはよくできていますね。とても自然に見えます。

5.乳がんの化学療法と葉酸欠乏
 ジェイン・プラントさんの「乳がんと牛乳」(こみち書房)を読んでいたら、おもしろい記述を見つけました。
「乳がんの化学療法のなかには葉酸欠乏をおこすものがある。抗がん剤治療を受けても頭髪が抜けることなく、私が速やかに回復したのは、葉酸をたくさん含む新鮮なジュースを飲んだためと信じている。私は治療中、緑色のリンゴとフェンネルが1:1のジュース250mlとニンジンジュース250mlを毎日飲んだ。さらに葉酸の豊富なメロンをたくさん食べた。」と書いています。
ジェイン・プラントさんは、乳製品を一切取らない厳格なビーガン食をベースにして、更にジュースを飲んでいたということです。ただジュースだけ飲んでも効果がないでしょうし、もちろん葉酸をサプリメントで摂るなど論外です。ご参考までに!!

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