テレビでオイデブスというギリシャ神話を取りあげていて 見てみました。
捨て子、父殺し、母と結婚 道徳上よろしくない事ばかりが出てくる物語。 この話には西洋哲学が流れてるという解説だけど解りづらくて奇異なことばかりが目立ってしまう。
ギリシャ神話は映画のユリシーズ トロイのヘレン アレキサンダー とか見てみな大作だったのを覚えていて 世界の中枢だったけど いまのギリシャは弱小国家で 借金が返せなくなってしまい EUの支援についてどうするか国民投票をやるとのニュース。 ユーロとか株がどうなっちゃうのか気掛かりである。
ジェローム「樽のディオゲネス」を描きました
物語の後半 主人公は乞食に身をやつし さまよい歩いて ラストシーンで悟りの境地に至るという事になってきて、 東洋哲学みたいで解り易くなる。 挿話で裸の様な格好で酒樽を住まいとしたディオゲネスという哲学者が出て来る、 犬の様な生活を送るのを良しとする犬儒派という思想。 昼間にランプを点け 人間を探してるといった話は 最近見た映画 「ゼロの未来」でコンピュータ社会の今も人生の謎の数式ゼロに挑戦する主人公と重なる。
仙人に憧れた事もあるけど現代は昔と同じ様にはいかないので 年金暮らしでマンションに住む気楽な仙人てな生き方は出来そう、 気楽に行くのが一番だけど少しは悩みを持って方がよいと思う、つまりどうでも良いと云うのが今んとこの悟り。