黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

転失気

2017-07-06 | 日記

落語の案内状を頂いたので行って見る。
座布団一枚で成り立つ舞台だけど 鈴本演芸場の三倍は優ににあると思われる区民センターの舞台。 中央に三畳敷ほどの台が置かれ その上に座布団が乗っかっている。 この台 結構高いので着物姿の演者が直前で立ち止まり転ばないようにと意識する姿がみていて危なっかしく 無事に座布団に座るとアー良かったと拍手をしたくなる。
プログラムを見るのトップバッターは開口一番と書いてある。 良く解らないので後で検索したら前座という意味、彼の出し物はお馴染みのテンシキ、放屁の事で漢字で転失気と書く。 ちなみに中入り後に入った出し物は「曲独楽」キョクゴマと読む、この歳になって結構勉強になったものである。

        

    「柳家権太楼」 案内状から描きました

取りは柳家権太楼。 読売新聞の時代の証言者という連載物に「噺家の了見」という見出しで半生を語ってるけど彼を見た覚えがない、 前座のころNHKのお達者クラブという番組に出てたそうだが笑点ばかり見てるのせいで記憶にないけど今の落語界の大看板だそうである。
出し物はお馴染みの 自分の悪さを猫のせいにしてしまう「猫の災難」。 さすがに大看板で特にしぐさ 顔の表情が上手いもので その前にやった若手連中との違いがはっきりと解る。
彼の師匠は柳家こさん、丸顔でソバを食べたり酒を呑む美味そうな表情がたまらなく こちらも楽しくて引付られてしまう。 永谷園のあさげのCMにも出ていた名人であった。  権太楼の芸の力はわかるけど もう少しアホになれればもっと良くなると思うんだけどね。

帰りに寄った初めての居酒屋で 最初に届いたシラスオロシは期待はずれ、大根は旬を過ぎてるしシラスは乾燥気味。 次ぎに届いたホルモン焼き、 特にレバタレが実に旨かった 近くを通ったら又入りたくなるホルモン焼きであった。