黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

閲覧席

2017-07-17 | 日記

図書館に入ると 連休で暇な人や暑さしのぎに入ってる人達で結構繁盛していて 自分も同じ様なものである。
閲覧室では大きな活字コーナーを見る習慣がついてしまってるけど 年寄り向けで 余生の過ごし方みたいのばりが並んでいて飽きが来てるので横目でちらりと見て通り過ぎ  短時間で読めるエッセーコーナーを物色してみたが字が小さくて読みづらい。 ブラブラして堅そうな哲学書の一角に老荘方面の本が並んでいて タオと云う本の目次を見ると教訓的な項目に交じって おっぱいは好きなだけ吸うがいい と 面白そうなのが書いてあるので手に取り貸出機に向うとしたらどうも小用がしたくなる。 本を持ったままトイレに入るのは気が引けるので如何しようかと迷ってると 窓越しに見える閲覧席の一人机から人が経つところで すかさず入って本を置いて用を足してから席に座る。

    

    尾形光琳「太公望」のスケッチです

後ろの席ではサラリーマンらしき人が資料を広げて会社関係の調べものをしてるみたいでご苦労な事だ。 自分は暇つぶしのようもので借りてきた本を広げて 先ほどの目次の本文を読むと大自然(タオ)の母親のおっぱいを、、てな書き方をしていて首を傾げてしまったけど 面白いのでページをめくってると 腹の虫がキューと鳴て止まらない。 
腹の虫というよりガスが溜まっていてこのまま放置してると下のほうから排出し臭いと音で周りから白い目で見られてしまう。 いそいそと外に出たけどなんともない、どうした事かと思ってたらガスが出たがってるのはっきり解る様になる、 周りを見渡してデカイのを2発ばかし発散してサッパリとする。 うまくコントロール出来たみたいだ。


見つからない

2017-07-14 | 日記

今日は定期診察、暑いので空いてると思ったら先客が5人ほど待っている。
何時も待つ間にはゴルゴ13とかゴクセンをパラパラとみているが たまには週刊誌でもとラックから週刊新潮を引っ張り出してみる。 見開きページには風物の写真が載っていて次に小池都知事、阿部首相と出てきて中身は見ないで終わりのページをみると同じ様な風物写真が載っている。
次に週間文春を持ってきて開いてみると色っぽい写真の次に小池都知事、阿部首相と載っていて終わりのページにも色っぽい写真が載っている。 どうやら新潮は硬派で文春は軟派のようで仲が悪いのが解るような気がする。

      

      「メイ首相」を描きました

何時もの処方箋を貰って薬局に入ると店員と客のやり取りが騒がしい。
こないだ薬を受け取ったんだけど 一種類が見つからなくてアチコチの引出しを開けてみたけど如何しても見つからない、出し忘れなのに違いないとオバサンがデカイ声を出すし店員はそんな事はないと言い張る。
店長が出て来て引渡しの際には目の前で伝票と照合するので間違いない筈ですとす言う、それでも引出しを何度も開けたと言い張る。 やがて店長の丁寧な言葉に静かになったけど オバサンを納得させるのは大変な事である。
今朝 薬を飲む際に1粒を流しに落としてしまった、何もない流しなので問題なく見つかる筈だが見当たらなくて排水栓を空けて見ても引っ掛かってない、跳ねて床に落ちたかと見たけど見当たらない、不思議な事があるものだ。 こんな事が何度もあったけど後で思わぬところに転がってるものである。 
あのオバサン、 引き出し引き出しと盛んに言ってたけど他のどこかで見つかるに違いない。


喉がカラカラ

2017-07-12 | 日記

引出しから引っ張り出したのは20年以上前からのポロシャツ、 頭から被ってから 裾をズボンの中に入れるか外に出すかどうしようかと考えてしまった。
出来れば中に入れたいところだけど ズボンの腹回りがきつくてシャツ一枚を中に入れると入れないとの違いは大きい状況で 出来るだけ楽をしたいところでもある。 ありがたい事に最近ではズボンの外に出して着用してる人の方が多い と云う訳で外に出して出かけることに決定した。

  

   池之端を一周してからアルチンボルド展に行く

野菜や動物を組み合わせて描いた顔の絵の展示をやっていて面白そうなので西洋美術館に行く事に。
上野駅に着いたら池之端を一回り、 シッカリと汗をかいて美術館に到着するとチケット売り場に人が並んでいてだいぶ人気が高いみたいである。 館内は冷房が効いてるので展示室の前にある低いベンチに座り汗が収まるまで一休みしてたら喉が渇いてきた が 我慢して絵を鑑賞する。
面白がって描いたと思われるがこういう画家がいないと面白くない、 けっこう愉快な感じで描かれていて中でも冬と云う作品の人物、 自然と人柄が出ていて違和感なく見られて気に入りました。
展示室を出ると喉がカラカラ、 地階のトイレ休憩所の自販機でビタミン入り清涼飲料をゴクゴク飲んで一休み。 展示を見てから池之端に出ればよかったと反省したしだいである。


適当な所で妥協

2017-07-09 | 日記

何軒かある近くのスーパーや総菜屋で肉ジャガを買って何時も不満に思うのは 肉の小片が3ヶ位しか入っておらず 中には箸で探してやっと見つかるという事もある、それにシラタキが少ない事である。 肉はそれほど好きな方ではないけどこういう状況が繰り返されると何故かストレスがたまってしょうがない。そこで思い切って自分で作製する事を思いつく。
スーパーでまずジャガイモ、ニンジン、シラタキをカゴに入れて玉ねぎを探してたら カレーセットと言うパックが置いてあり中身はニンジン、ジャガイモ、それに玉ネギが入ってるのではないか、カレーと肉じゃがは兄弟みたいなものだ と新しい発見をしてカゴに入れる。 肉についてはダシが出ると思い豚の細切れをレシピの倍を購入。

   

  受講生がモデルのクロッキー

レシピを検索すると材料の種類、量、調味料 調理方法について作者によってまちまちで決まったやり方は無い。ちょっと迷ったが何時もやってる味噌汁を作る手順でニンジン、ジャガイモを煮込んでからソバつゆを投入 次にシラタキ、肉の順で入れると味噌汁で使ってる鍋は満杯となる。 少し煮込んだところで味見をするとしょっぱいので水分をシャモジで捨てダシの素、味の素、酒、醤油、砂糖 を投入したり水で薄めたり何度もいじって適当な所で妥協、 暫らく煮込んでから火を止める。
晩飯で食べてみるとマズマズの仕上がり具合、毎朝の味噌汁作りが役に立ってるみたいである。 反省点として豚コマが大きな固まりになってしまった事で、包丁を入れる事とバラバラと投入すべきであった。
食事をかたずけてたらすき焼きのタレがあるのを見つけた。 次ぎはこれを使って肉は牛でやってみたいと思う だいぶ先になると思うんだけどね。


転失気

2017-07-06 | 日記

落語の案内状を頂いたので行って見る。
座布団一枚で成り立つ舞台だけど 鈴本演芸場の三倍は優ににあると思われる区民センターの舞台。 中央に三畳敷ほどの台が置かれ その上に座布団が乗っかっている。 この台 結構高いので着物姿の演者が直前で立ち止まり転ばないようにと意識する姿がみていて危なっかしく 無事に座布団に座るとアー良かったと拍手をしたくなる。
プログラムを見るのトップバッターは開口一番と書いてある。 良く解らないので後で検索したら前座という意味、彼の出し物はお馴染みのテンシキ、放屁の事で漢字で転失気と書く。 ちなみに中入り後に入った出し物は「曲独楽」キョクゴマと読む、この歳になって結構勉強になったものである。

        

    「柳家権太楼」 案内状から描きました

取りは柳家権太楼。 読売新聞の時代の証言者という連載物に「噺家の了見」という見出しで半生を語ってるけど彼を見た覚えがない、 前座のころNHKのお達者クラブという番組に出てたそうだが笑点ばかり見てるのせいで記憶にないけど今の落語界の大看板だそうである。
出し物はお馴染みの 自分の悪さを猫のせいにしてしまう「猫の災難」。 さすがに大看板で特にしぐさ 顔の表情が上手いもので その前にやった若手連中との違いがはっきりと解る。
彼の師匠は柳家こさん、丸顔でソバを食べたり酒を呑む美味そうな表情がたまらなく こちらも楽しくて引付られてしまう。 永谷園のあさげのCMにも出ていた名人であった。  権太楼の芸の力はわかるけど もう少しアホになれればもっと良くなると思うんだけどね。

帰りに寄った初めての居酒屋で 最初に届いたシラスオロシは期待はずれ、大根は旬を過ぎてるしシラスは乾燥気味。 次ぎに届いたホルモン焼き、 特にレバタレが実に旨かった 近くを通ったら又入りたくなるホルモン焼きであった。