「天青色」の青磁

「天青色」…てんせいしょく

北宋末期、宮廷の命により青磁を製作した汝窯（じょよう）は、
「天青色」とも呼ばれる青みがかった釉色と精緻なつくりで知られる

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天の青の色。
その響きに惹かれて、
青磁の特別展を訪ねるサロン見学会を開きました。

会場は、大阪・中之島の中央公会堂のすぐお隣、
安宅栄一氏による約1,０００点にも及ぶ
安宅コレクションを擁する東洋陶磁美術館。

分からないなりに「やきもの」を見るのは好きで、
特にいいなぁと思うのは、いつも青磁と白磁。
「天青色」はこれまでに見たことのない上品さで、
ほしい！と思うものがいくつも。
皆さんもたいへん熱心にご覧になっています。

見学後、やきもの好きのお客さまどうしでお話に花が咲けばと
１０名ほどでお茶タイムを持ちました。

下心としては、
青磁・白磁が好きな方々だろうから、
韓国に陶芸の郷を訪ねませんか？とお誘いしようかと。
カバンには韓国の地図やガイドブックもしのばせてましたが…。

韓国の話を振るも皆さんの興味は、
私が昨月行ってきた中国アモイのコロンス島だったようで

「で、このコロンブス島って、どんなところ？」（コロンス島ですよ～）
「フルーツ会席、美味しかった？」
「土楼のトイレはどんな感じ？」
と、質問が矢継ぎ早に。

はい、わかりました、土楼のトイレですね。

「３年前は掘っ立て小屋の横でブタが待ってる循環型でしたけど
　今ではすっかりきれいな水洗トイレになっていました」

青磁も白磁も「天青色」も、ちっとも話題にのぼらないまま（笑）
お喋りに花を咲かせてサロン見学会は終了しました。


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