銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

サン=テグジュペリとロミオとジュリエット

2013年07月09日 | のほほん同志Aの日常
『星の王子様』の作者サン=テグジュペリは
郵便輸送のパイロットでもありました。

今よりうんと空が危険に満ちていた時代の空を飛び、
大地に足をつけているときは疲労困憊した体で原稿用紙に向かい、
空から見た世界を描く。

別の仕事に立ち向かうことで
もうひとつの仕事の疲れをとるのだ…

そんな言葉が、自身を投影させたと思われる
サン=テグジュペリの何かの著作にありました。

なんでそんなことを思い出したかというと、
この週末、仕事(DM原稿作業)をしすぎて
頭が腐りそうになったからです。

実際に脳みそにコケが生えかけているのでしょう。

とくに夜になると正常な思考ができなくなっており、
遅くまで残業したときの仕事がひどいのです。

読書コーナーの「北海道に旅する前に読みたい本」として
「芥川賞受賞を逃して自死した作家の遺作」とか、「留萌闘争団の記録」とか、
およそ旅に出たくなくなるような本ばかりチョイスしていたり。

あ~これは別のことをしなければ!!
サン=テグジュペリのように何か全く違うことをして、
この仕事の疲れを取るのだ!と
日曜の原稿作業のあいまに事務所を抜けだしました。

向かったのは…自転車で10分の宝塚大劇場。
星組公演「ロミオとジュリエット」です。

人気の柚希礼音さんのロミオ。
(ちなみに私が好きなのは、花組の蘭寿とむさんと明日海りおさんです)
1か月半にわたった公演も明日が千秋楽とあって席は完売。
立見席のみの販売でしたが、迷わず入場しました。

大劇場の公演は毎回3時間。
往復の自転車も含めて3.5時間の中断。

原稿作業のほかにも仕事が山積している身としては
貴重な時間です。

でも、この、別のことをする時間が私には必要でした。

「あぁロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」

原稿パチパチから離れ、夢の世界に遊んだ3時間。

終演後、自転車のペダルを踏む足の、
なんと軽かったこと!

ロミジュリのテーマ曲をふふんふん♪と口ずさみながら
今夜の仕事はおおいにはかどったのでした。


…まあこれ、「息抜きしたら気分転換できました」
というしごく当たり前のはなしで、
サン=テグジュペリは、ぜんぜん関係ないですね。

やっぱり私の脳みそには、夜ごと、コケが生えるようです。


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