季節をいくつか見過して・・・久しぶりに田舎に帰りました
どうしようもなく荒れ果てた家
夏の陽を浴び、生命力豊かな草々の青が、ただただ眩しい
最近、お客さまでご自宅を整理して、いわゆる介護付きのホームに
引越しされた方がありました
「とても辛かった」と
そんな方に私は
「子供にとっては、何かと残されるのも困るものですよ」
そう言った記憶があります
その方は、少しさみしそうに、
「そうかもしれないね」と
ゴメンナサイ、言葉が足りなかったように思います
残される側の気持ちも結構複雑なのです
こちらもかなりコタエルのですよ、本当に
整理に困る、というのも事実です
それが先の方に言った言葉につながるのですが、
そんなことは、実は大したことではないのです
本当は、とめどなく押し寄せる感情にウロタエルのです
とてつもない寂しさが胸中を蔓延します
どど~んと
膨大な、家族の荷物(思い出)に
ただ立ち往生するのです
「処分する」
簡単なことです
でも簡単ではないのです
そこに、記憶が残ってしまったから
実は、もう一年と半年、空家になった家を
見過ごしてきました
無視してきました
対峙したら何かアクションを起こさないといけないからです
近所のおばちゃんからの
「一度帰っといで」も随分と避けてきました
でも、帰ってしまいました
夏の田舎にどうしょうもなく誘われたからです
セミの声、風の声、川の声、山の声、太陽の声、蚊取り線香の声
あの頃を思い出すに充分すぎる要素があります
田舎の夏には・・・
そんなの郷愁めいた感情で久しぶりに戻った
私を待ち受けていたものは・・・
何をにも遮られることなく自由を謳歌する背の高い草たち
今まさに古家を覆い尽くそうとしていました
「あ~ここは、いよいよ無人なんだな」
かつてこの家に住民がいた時、
「もう!何もせんと、少しは家のことでもしたら!」
と怒ってばかりの私でした
何もせんと・・・
でもあの頃、草はここまで自己主張していなかったな
先のお客様が、久しぶりに荷物を取りに自宅に帰られたら、
「ぺんぺん草がはえていました」とお便りがありました
ペンペン草は知っている
「残される側も、家がなくなる悲しみをを知っています、
でも記憶がずっと残っていきますよ」
それを、あの時、お客さまにも伝えたかったのです
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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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どうしようもなく荒れ果てた家
夏の陽を浴び、生命力豊かな草々の青が、ただただ眩しい
最近、お客さまでご自宅を整理して、いわゆる介護付きのホームに
引越しされた方がありました
「とても辛かった」と
そんな方に私は
「子供にとっては、何かと残されるのも困るものですよ」
そう言った記憶があります
その方は、少しさみしそうに、
「そうかもしれないね」と
ゴメンナサイ、言葉が足りなかったように思います
残される側の気持ちも結構複雑なのです
こちらもかなりコタエルのですよ、本当に
整理に困る、というのも事実です
それが先の方に言った言葉につながるのですが、
そんなことは、実は大したことではないのです
本当は、とめどなく押し寄せる感情にウロタエルのです
とてつもない寂しさが胸中を蔓延します
どど~んと
膨大な、家族の荷物(思い出)に
ただ立ち往生するのです
「処分する」
簡単なことです
でも簡単ではないのです
そこに、記憶が残ってしまったから
実は、もう一年と半年、空家になった家を
見過ごしてきました
無視してきました
対峙したら何かアクションを起こさないといけないからです
近所のおばちゃんからの
「一度帰っといで」も随分と避けてきました
でも、帰ってしまいました
夏の田舎にどうしょうもなく誘われたからです
セミの声、風の声、川の声、山の声、太陽の声、蚊取り線香の声
あの頃を思い出すに充分すぎる要素があります
田舎の夏には・・・
そんなの郷愁めいた感情で久しぶりに戻った
私を待ち受けていたものは・・・
何をにも遮られることなく自由を謳歌する背の高い草たち
今まさに古家を覆い尽くそうとしていました
「あ~ここは、いよいよ無人なんだな」
かつてこの家に住民がいた時、
「もう!何もせんと、少しは家のことでもしたら!」
と怒ってばかりの私でした
何もせんと・・・
でもあの頃、草はここまで自己主張していなかったな
先のお客様が、久しぶりに荷物を取りに自宅に帰られたら、
「ぺんぺん草がはえていました」とお便りがありました
ペンペン草は知っている
「残される側も、家がなくなる悲しみをを知っています、
でも記憶がずっと残っていきますよ」
それを、あの時、お客さまにも伝えたかったのです
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