再び始まりました、四国霊場めぐり、新たなテーマ「別格二十霊場」
八十八ヶ寺をまわり終えた方から、
「次は別格めぐり、ね!」「もう、この勢いでまわってしまおう!」
そんなお声が集まり、実現にこぎつけました
別格霊場は、すでに八十八ヶ所の巡拝を終えた方が
あらためてこの二十ヶ寺をめぐり、
あわせて百八ヶ寺として、人間の百八煩悩を滅するとされています
参加の皆さまも私も、八十八ヶ寺は何周か廻っていますが、
別格霊場は初めてで、不思議とワクワク
何年か前は、毎月顔をあわせて、八十八ヶ寺めぐりをしてきた仲間です
今日、久しぶりの再会で、朝からバスの中も和気藹々
「またがんばろね」そんな声が飛び交いました
私は、というと、久しぶりに般若心経のリズムが心地よく
背筋が伸びる思いがしました
皆さまはどのような想いでまわられているでしょうか
私は、実は、今まで深い想いをこめてきたわけではありませんでした
言わば、皆さまに連れてきていただいている添乗の身
仕事についでにお参り、なんて虫が良すぎると思っています
ですから、朱印(参拝の証)も残していませんし
お勤めの際の納め札も残していません
一番後ろからお経を一緒にあげさせていただくのみ
10年、20年と経った時に、自ら発心することがあればその際に
もう一度、自分の足で四国をまわり、その時初めて
真の願いをこめよう、朱印をいただこう
そう思って今日まで過ごしてきました
でも今日は、少し違いました
四国であげる般若心経には、
世界中の人々の平和と安寧を祈る意味もこめられています
全ての苦しみから解放されることを願う文言が入っています
古くから、困った時、悩んだ時のお守りとして、
人々に永く愛されてきました
あの耳なし芳一だって全身にお経を書いてもらって、亡霊から身を守りましたよね
あれは般若心経でした
今日、私にできることは何だろう
こんな四国の片田舎で、お経をあげ続けることが、苦しみの解放につながるのか?
世界の平和につながるのか?分かりません
そんなことに答えがあるわけがありません
でも、四国の先達さまは、あの日以来、各お寺でお経を唱えた最後に必ず、
東北へ向けた言葉をお大師さまにお伝えし、お経をとじておられます
そこで、ハッと気付かされるわけです
ああ、そうか、人々の心の中で祈り続けることに意味があるのだと
それがたとえ形式的であったとしても、それすらしなくなったら無です
無からは何も生まれません
今日この日に別格霊場めぐりをスタートできたことは何かの縁です
こんなに早く私の発心の日が来るとは・・・
今年は深い想いをこめて、あらたに巡っていこうと思います
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