ロシアより無事帰って参りました。
さて、帰国日のこと。
出国審査で、各ブースに並ぶ旅行者。
無表情の監察官がスタンプを押しています。
旅行者にとっては、なんとなく緊張の走る場所でもあります。
その時、お客様数名が並んだ(選んだ)ブースに突如、シャッターが降りて・・・
何のアナウンスもないまま、無情にも締められたブース。
皆さま唖然として、それでもその場を動こうとされず・・・
わかります。
日本人ですもの。
例えば、スーパーのレジの列。
どこが早いか、主婦は一瞬で見極め、これぞと思う(早い)
レジに並ぶわけです。
そして、日本のスーパーはおもてなしの心。
途中、閉まっていたレジが空くとすぐに、
先に並んでいる人が優先で、
「どうぞ、こちらへ」と買い物カゴをとって先頭へ誘導されます。
ああ、それにすっかり慣れてしまった私たち。
お客様は、「添乗員さん、何とかしてよ!」と私を見ます。
ごめんなさい。
私は無力です。
ほかの国の旅行者は少し驚いた顔をしたものの、
すぐに、あきらめついてか、他のブースに並び直しました。
「せっかくここまで並んでいたのに」の心は抑えて・・・
お客様も、しばらくは、
「今までの並んだ時間を取り戻したい運動」を
無言でPRしておられましたが、もちろん無駄。
なぜ、シャッターが降りたかの説明はもちろん、
せめて、並んでいた人までは受け付けるなんて配慮もなく、
もちろん、他のブースへの誘導もなし、
ただ、ただシャッターはジジジーとゆっくり降りていきました。
皆さん、おめめぱちくり。
それでも約3分後には仕方なく、
主婦的抵抗はやめ、そそくさ他のブースに移られました。
不運にも、次に並んだブースでも、目の前でシャッターが降りた方もあって、
これは、これで?!
ロシア旅行の、ひとつの記憶になりました。
綺麗なものだけでなく、これも旅の醍醐味。
あの監査官は、ロシアンティーでも飲んでいたのね。
時間的にランチじゃないし。
案外優雅な国じゃない。
そんな笑い話も、旅の思い出になりそうです。
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