銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ロシアより

2016年08月14日 | 見かけだおしNのつぶやき

ロシアより無事帰って参りました。

 

さて、ロシア語です。

もう、私の黒歴史といってもいいお話ですが、

学生時代、ロシア語を専攻していました。

 

それが、20数年経った今、唯一残った言葉が「こんにちは」を意味する

Здравствуйте! ズドラーストヴィチェ!

 

日本人には難しい発音です。

でも2年間講義をうけて、記憶に残った言葉がこれだけとは、、、

いやはやお恥ずかしい。

 

それでも、今回は役立ちました。

というのも、旅先で会うロシア人は、

まさか日本人の観光客がロシア語を話すと思っていません。

話しても、日本人にとっては発音が簡単な

СПАСИБО スパシーバ(ありがとう)がお約束でしょう。


なので、2年もかけて習得した一言(悲し)

「こんにちは!」が効果を発揮しました。

ドライバーさんに、レストランの店員に、美術館の学芸員に、

乱発しました。

と、これしか話せないので、、、


それでも、相手は一瞬、え?となって、すぐに満面の笑顔に。

ここまではいいのです。

でも、そこからが困った方向へ。

相手は、そこそこの発音で、私がてろっとロシア語で挨拶するもんですから

国際交流よろしく、

もちろん流暢なロシア語で話しかけてきます。

ううっ、それが困るのよ。

先ほどまでの、高い垣根を越えた感の私の態度は急降下、

すっかり上目遣いで、エヘラエヘラ状態へ。


これを繰り返しながら、懲りもせず、2年間の学費の成果を今こそ!

「こんにちは!」をせっせと繰り返しました。

おかげで、

Здравствуйте! 

まずまず発音が良くなっていき、

結果、、、

直後のロシア人との間のもたない白々した時間も増えていきましたが。

 

それでも、言葉は大切ですね。

その国の言葉を話そうとするだけで、相手は笑顔になります。

 

最終日、空港へ向かう車の中で、お客様が

「あれ、なんて書いてあるの?」

ガイドさんが「駐車禁止」の道路標識ですよと教えてくれました。

お客様が質問したくなるのもわかります。

ロシア語はキリル文字。

日本人には、文字というよりマーク?記号のような形態に見えてしまいます。

この文字です、私がロシア語習得に頓挫した最大の理由。

心理的弊害がハンパありませんでした。

と、今さらのいい訳ですね。

だって、その後すぐにアラビア語に手を出したんですから・・・

これは、喋れるどころか、、、

 

空港到着前に、ただいま日本語勉強中というガイドさんが、

片言の日本語で、別れの挨拶をしました。

お世辞にも流暢とはいえないのですが、電子辞書を手に

「またお会いしましょう」と。

ああ、たぶん彼女は次回会う時には、

流暢に日本語を話すようになっているでしょう。

 

広いロシアで難しい言語、日本語を学ぶことを選択した、

それだけで、あったかい気持ちになるのですから、

その国の相手の言葉を話すという行為は、

国際交流のやはり一番の近道なんでしょうね。

 

帰りのフィンランド航空では、これまた唯一知っているフィンランド語

kiitos(キートス)ありがとう!

を乱発したのは言うまでもありません。

 

ワンフレーズ、ワンワールド^_^

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