ツアーの報告、をすべきなんでしょうが、
正直、ここ数日、頭はまったく別のところにいっていたので、そちらを。
先週の水曜日に自治会さんの旅行で訪ねた
京都府綾部のグンゼ記念館。
下着やストッキング、最近ではプラスチックフィルムや手術用の糸などまで、
繊維関係を中心に幅広い製品をつくっているグンゼさんですが、
もとはといえば、一本の生糸をつくるところから始まった会社、ということで、
ちょうど、会社のOBさんが、敷地内の一区画で「養蚕展」を開いておられました。
面白そうだからと、ふらふらと入ってしまったのが運のつき。
うごめく蚕に、わぁ!!と興奮してると、
「もらってやってくれませんか?」と。
「今週末で展示も終わるし、そうすると引き取り手にも困るし…」と言われ、
「いいんですか? じゃぁ、ひと箱、いただいて帰ります」と即答。
「いや、ひと箱は…。桑の葉、ありますか?
毎日いるんですよ。ぎょうさん食べますよ」
そこでちょっと考え直し、6匹ほど、いただいて帰りました。
…甘かったです。そこからがたいへんでした。
「桑の木、近所にある?」と家のものにメールしたら、「んなもん、ない」
探せばどこかにあるでしょ、と思いつつ、バスツアーを終え、電車を乗り継いで帰宅してみたら、
箱のなかの桑の葉は、すでにだいぶん食べつくされています。
明日までもたないかも。
あわてて、畑をされている知り合いに電話。すると。
「わしの家の近所に1本あったけど、
ダムをつくるときに切られて、水の底に沈んでしもうたわ。
70年生きてきて、それが唯一、記憶にある桑の木や」
桑の木って、そんなにないの?と焦りつつ
つづいて、お客さんでもある、市内の大きな園芸業者さんのご主人に緊急テル。
「桑の木? あるよ」
ありがたい! さっそく翌日、ご挨拶もかねてご自宅に伺い、
一緒に桑の葉狩りをさせてもらいました。
…が、もう秋も深く、落葉間近の桑の葉に、
蚕の食欲は、あまりわかなかったようです。
あまり食べてくれない。どうしよう。
…とそんなときに見つけました。
市内に、「桑の木幼稚園」という名の幼稚園。
桑の木幼稚園というからには、桑の木があるはず!と訪ねていきました。
ありました。
…が、葉は一枚残らず、落ちていました。
結局。
ふたたび、一路、綾部へ。
神戸や宝塚でほんの稀に残っている桑の木が、ほとんど葉を落とすなか、
由良川の河川敷の桑の木は、まだ青々とした葉が残っているのだとか。
その葉っぱをむさぼり食らうお蚕さん。
一匹、また一匹と、まゆになっていっています。
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