現職、総理大臣も参拝された本日。
風は冷たいものの、青空の下、伊勢神宮へ新春初詣。
今年最初の旅がお伊勢さんなんて、
リセットして、まさに気持ち新たに明日を始められそうです。
ところで、ちょっと嬉しいことがあったので、余談を。
この度、お世話になった地元ドライバーさん。
朝の打ち合わせで、行程の順序などを相談していたところ、
「添乗員さん、ゲグウじゃぁなくて、gekuu、
ナイグウじゃぁなくて、naikuu」と、ご指摘くださいました。
そう、伊勢神宮の中心、正宮「内宮」と「外宮」。
読みは、濁音ではないのですね。
知らなかった、、、
で、何が嬉しかったかと言いますと、
単純ですが…間違いを、ちゃんと正して下さったこと。
案外これ、難しいのですよね。
「いい年した人に、正す」
ましてや、袖触れ合うくらいの縁者に対してはハードルが高い。
これは、本当にありがたいことです。
最近、40代で大学受験を目指す芸人さんの話題、
揶揄する声も聞きますが、ちょっと、わかるなぁ、って。
メディア戦略と笑うのが本来筋なのでしょうが、
何かで読んだのですが、ご本人のここに至る理由に、
ハッとしたもんで。
「この歳になって、知識がないことにおののいた」
世代でまとめると、お叱りを受けそうなので、
言い方を工夫すると、
ネット社会に生きる私は、
にわか検索で、全てを知ったかのように、平気で発言できます。
それは、少しの間、壁に張り付く両面テープのようなもので、
年明けすぐ、ベロりんと、
ダラシなく剥がれおちた、我が家の西欧画の壁紙に近い。
その場かぎりの、受け応え。
結構上手。
でも、それは突貫工事。
ずっと無知のまま、ここにきたことを自分が一番知っている。
どこかで人生の線引きをして、
なんかもう一回学びたい、と高ぶる焦燥感が、理解できたのです。
きっと、これも長寿になったからでしょう。
思うのです。
長寿は、100歳の人に対してだけではなく、
中年と呼ばれる世代にも当てはまるのでしょう。
松本清張だったか、昔の作品で、
吹き荒ぶ日本海に背を曲げた老婆がひとり佇むという
表現があったのですが、それが驚愕の40代!
昭和30年代、私は紛れもなく老婆だったのです。
ところで、現代。
若作りではなく、本当に若いのでしょう。
(若いは、厚かましいですね。時間軸が変わってきたが正しいかな)
人生の時間配分が変わってきたことを、中年こそ認識するべきなのかも。
「もう」って言い訳は、あの時代の老婆こそが許される免罪符。
お伊勢さんで、清々しい新春に、放たれた、
「添乗員さん、間違っていますよ!」
たった一言でしたが、今年を占う神聖な言霊となって
リフレインしていました。
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