銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

飲み屋に行って知る。

2020年12月03日 | 見かけだおしNのつぶやき

大阪府で先程、不要不急の外出を控える呼びかけが発表されました。

Go toで世の中が浮かれていたつい先日、そう、僅か数日前が

随分遠くのことのようです。

冬に入り第三波と言われる大きなうねりが起こり始めた先月末、

宿泊ツアーが2本出たのですが、どちらも銀ステではあり得ない二桁の大人数。

Go toだから?とは、ハナから思っていません。

何故なら参加者は、世間でいうところの自粛明けから、

ずっと来てくださるお客様ばかり。

ではツアーの企画内容?うーん?残念ながら違うように、、、

気候がいいから?それもありか。

たまたま?それもありか。

 

実際、金沢へご一緒したお客様、

「どうしたん、今回は多いね、知らん人ばっかりやし」そう仰いました。

きっとお客様としては、

Go to効果で知らないお客様が増えたのだと理解されたのでしょう。

でも違う。

もちろんコロナ禍の自粛で久しぶりにご参加いただいた方もありましたが、

全員、古くからの長ーいお付き合いのお客様ばかり。

 

ところで観光業と同じく、毎度メディアの矢面になるのが飲食店。

再び、泣きっ面のどこぞの知らぬ店主が繰り返し流され始めました。

そしたら映像に、ある馴染みの店主の顔が被ってきました。

そういえば最近行ってないなぁ、となって、

急にいてもたってもいられなくなって、翌日。

もう20年来の店主を訪ねました。夜の店に飲みに行きました。

思いがけずそのお店には人が入っていて、

ほっとしながら聞こえてきた、

カウンター越しに店主と話すお馴染みさんらしきオッチャンの声。

「久しぶりに来たけど元気そうで良かったわ。

一人では飲めないから、にいちゃんも手伝ってよ」

マスクの店主にビールを注いでいました。

あ、このオッチャンもおんなじ気持ちで、今日ここに来たんだ。

そこで、気づいたのです。

 

うちのお客様もおんなじなんだ。

コロナ禍で誰しもが不安で怖い。

なのに来てくださっているんだ、すごいハードルを乗り越えて。

そんな当たり前のこと、その意味を、

久しぶりに訪ねた行きつけの飲み屋で知るなんて。

 

爆発的感染と参加人数。

正比例するというありえない現象。

お客様の想いを、ごめんなさい。

結局、旅でお返しするしか、私たちには能がありません。

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また突っつき合える日が戻ってきますように・・・

2020年12月03日 | 眼力Kの圧、ハンパない

最近、珍しく連日京都への添乗が続いています。

 

今日は、閑臥庵へ普茶料理を食べに行くツアーでした。

普茶料理といえば、大皿料理を直箸でつっつきあうのが醍醐味の精進料理ですが、

飛沫感染防止、ソーシャルディスタンスがあたりまえとなったこのご時世ですから

直箸でつっつきあうなんてもってのほか、ご法度です。

 

なんだか寂しいような気もしますが、

それでもやはり感染防止が最優先ということで

閑臥庵ではお重箱でお料理を提供してくださいました。

 

席につくとまず運ばれてきたのは、お抹茶とお菓子

なんだか意外でしたが、

お料理が運ばれてくるまで、

温かいお抹茶と甘い金平糖でほっとひと息つく時間は冷えた身体に沁みます。

素敵なおもてなしです。

 

そしてお料理は、

コロナ禍の新しい生活様式に合わせ、工夫を凝らしてお重に入って出てきました。

目にも華やかな普茶料理の彩りは、そのままに楽しむ事が出来ました。

 

普茶料理は、中国から伝わってきましたが、

「これは和食ですか?中華ですか?」

と、ちょっとお店の方を困らせてしまうような質問を投げかけると、

普茶料理は元々お供えの野菜をおろしてきたときに調理して

皆で食べていたものらしく、

当時どんなレシピのものが振る舞われていたかまでは定かではないようですが、

やはり中国から伝わったものということで

「油を使った濃いめの味付け」というのが他の精進料理と違う特徴のようです。

たしかに和食にしては少し味が濃く、

かと言ってわたしたちの知ってる中華ともまた違う...

あらたなジャンルの料理に出会ったような気がしました。

当時の中国の文化と日本の文化が融合して今に受け継がれているのでしょうね。

 

紅葉に染まった中庭を眺めながら食事は、あっという間に終わった秋を

しみじみ感じることになりました。

そして立ち寄った京都府立植物園では、

紅葉のピークは過ぎていましたが、青空の下

コスモスやバラが短い秋を惜しむように綺麗に咲いていました。

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