濃密な4時間

「急ぎ!電話下さい」
添乗中、しかも新幹線で移動中に
電話とメールがジャンジャン入っていました

ヤバイ…ただ事じゃないな
イヤな予感がしました

至急会社に電話を入れると、
私が手配を担当している自治会のバス旅行プラン、
提出期限が今日までで、幹事様から
すぐ案を提出して欲しい、との
催促のお電話が入ったようです

しまった…週明け提出と勘違いしてた…

案も出来ていませんし、
何の手配もできてません！

でも、提出しないわけにはいきません

幸いなことに、新大阪→鹿児島中央までの新幹線さくら移動
あと4時間はあります

これなら…できる！！

この必死の状況をツアーのお客様に見えないよう、
車両を移動 こそこそと調査を始めました

iPadがあるので、何とかなるかと思いきや、
山陽新幹線、トンネルだらけでいっこうに電波がつながらず！

仕方ない、携帯で手配先に直接電話で内容確認するしかありません

ところがどっこい、携帯の電波も安定せず、
え？何ですって？ は？

と、ずっとこんな状態ですので拉致があかず

そんなことをしている間にも、時間はどんどんなくなっていきます

マズイ…！

そんな時、車両のつなぎ目に公衆電話があるのを発見！
最近ないがしろにしていた公衆電話に
希望の光を見出しました…助かった！

テレホンカード専用ですが、もちろん持っていません
販売機で購入し、
早速ジャンジャン電話をし続けました

内容確認したら、席に戻ってまとめ、
また電話をかけにいき、席に戻って…
相当落ち着きのない客だったでしょう

テレホンカード50度数2枚 使い切ったところで、
ようやく案が完成！
新幹線が九州に入ったところでした

よし、私は何とかやりきった
あとは会社にこの案を伝えて、
書類をまとめてもらって、お客様に連絡してもらう

ちょっと気になるのは、この日がDM発送の日
加えてツアーも重なっていて
ただでさえ人手が足らず、
誰も、一瞬の余裕もない一日
相当ピリピリしているでしょう
さらに余分の仕事をお願いしたら…
殺気を感じました…が
そんなこと言ってる暇はないので、
とりあえずお願いしました

ダブルブッキングの悲壮な状況とは知らぬが仏

何とか提案書を完成してもらい、
無事幹事様の手に渡りました

新幹線は間も無く鹿児島中央に到着します

新幹線さくらの列車旅を楽しむ余裕も、休む余裕もなかったことが
残念でなりませんでしたが、
その日の事務所の状況を知った今は、
とてもそんなこと、言えそうにありません

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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL　0797-91-2260（平日8:30～17:00）
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人：http://ameblo.jp/arailuka
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ダブルブッキング

今日は、一ヶ月のなかで一番忙しい日と、
私個人が珍しく一番ナーバスになる日が、
団子になってやってきた日でした。

一ヶ月のなかで一番忙しい…というのは、毎月のお便りの発送日。
ツアーも重なり、人手がいつもの半分しかないなかなので、なおさらです。

私が一番ナーバスになる…というのは、
海外の旅の出発前説明会。
７月に予定しているカムチャッカへの旅の説明会。
たくさんの方にご出席いただきました。

ふだんなら、ＤＭの発送作業も、旅の説明会も
銀のステッキ・サロンルームで行なっています。

なので、ダブルブッキングになってしまった会場をどうするのか。
お茶出し、駅でのお迎え、ＤＭ作業など、
少ない人手のなかで、どうやりきるのか…などなど、問題山積。

なんとなくイメージはできていたものの
いざ時間が迫ってくると、

机が足りない！　どうする？
スリッパもぎりぎり！　ちょっと貸して(脱いで）！
グラスは？　コースター足りない～　　
暑い！　扇風機、こっちの部屋にもってきて！

…といった具合で、あたふた。


説明会も無事終了し、
なんとかサロン便りを発送し終え、
「この慌ただしさのなかでやりきった」
満足感と達成感につつまれましたが、

なんだかこれって、
野球の外野手が
バックして、またあわてて戻って、
最終的にはファインプレー！（に見える）みたいなもんです。

最初から、ちゃんと別の日に設定しておきなさいよ…と
周りの目が語っていました。


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世界一平和な国はどこ？

「世界一平和な国は？」
今朝の朝刊に興味ある記事が出ていました

シドニーに本社をおく国際研究機関「経済平和研究所」が
毎年発表しており、
治安・紛争・軍事の3つのテーマを元にしています

さてさて、今年のランキングは？

ドゥルルルル・・・ジャン！「１位」
何と３年連続のトップを守りました！アイスランド（ヨーロッパ）

ドゥルルルル・・・ジャン！「２位」
デンマーク（ヨーロッパ）

ドゥルルルル・・・ジャン！「３位」
ニュージーランド（オセアニア）

あら、日本はまだ？

探してみると、ありました、６位です
意外と低い
トップ３に入るほど安心安全な国と、個人的には思っていましたが、
世界的に見ると、そうでもないようです

戻ってアイスランド
どこにある国かも知りませんでしたが、気になって調べてみると
イギリスの北西にある島国で、そのため
他国からの影響を受けにくいことが
平和の要因のひとつと言われているようです

加えて、特異な自然風景や、
芸術、文化活動が盛んなこと、
自然エネルギーで国内70％の電力を保っていること
環境汚染が少ないこと・・・などがあげられるようです

全然知らない国でしたが、
少し興味がわいてきました
「世界一平和な国」という冠は誇りでしょう
うらやましいです！

続いて４位は、オーストリア
５位はスイス　となっていました

４位、５位は銀のステッキでもこの夏ご案内がございます

参考までに、
オーストリア・チロル方面にご興味がある方は

■　6月18日　14:00～　相談会にお越し下さい！
　於）銀のステッキ事務所（最寄り駅：阪急逆瀬川駅）
　暑い日本を抜け出して、爽やかなチロルへ
　添乗員より旅のご報告をいたします。
　お気軽に遊びにいらしてください。

日本よりもデータ的に“平和な国”のオーストリア
実際に、体感しに行きませんか

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お気に入りの喫茶店

週末、お気に入りの喫茶店で過ごすひととき
一杯の薫り高いコーヒーが
１週間のエネルギー源です

家のすぐ近くにできた、１５席のみの
スペシャリティーコーヒーのお店

物静かなマスター（青年）と
コーヒーのやさしい香り
この空間に流れる静かな時間が好きで、
気付けば、毎週末通っていました

決まって頼むのは、ラテ
それ以外は頼んだことはありません
でも、一応毎回メニュー表に目を通し
悩んだフリをして、「ラテ」と注文
変な小芝居ですね
マスターも、きっと分かっているはずなのですが、
「ラテですね」とは言わず、
「何にしましょうか」と聞いてくれます

そのつかず離れずの距離感が心地よくて、
ついつい来てしまうのかもしれません

半年ほど前の凍てつくような日、
あたたかいコーヒーを飲んでほっこりしようかと、
いつものように足を運びました

その日は、ほんとにゆっくりしたい気分だったので、
初めて、ケーキを頼みました
ティラミスケーキのアイス添えです

注文をとりにきたのは、若い女の子
昼間の忙しい時だけ、バイトさんに手伝ってもらってるようです
おとなしそうですが、可愛らしい、感じの良さそうな子です

ちゃんと注文を復唱し、カウンターへ入っていきました

ほどなく、ケーキが到着
初ケーキに、わくわくしながらも、
コーヒーと一緒に食べた時の幸福感を想像しながら
手を付けずに静かに待っていました

5分・・・10分・・・
アレ？なかなかコーヒーが運ばれてきません

ティラミスに添えたアイスが、部屋のあたたかさで
溶けかかっています

カウンターでは、馴染みのお客様でしょうか
物静かなマスターと、その女の子がお客様と
楽しそうに会話を交わしています

私のコーヒー、どうなってるんだろう・・・

声をかけようか
でも、あのマスターに限って忘れることなんてないはずだし
もうちょっと、待ってみよ

そう思い直して、もうしばらく待っていましたが、
やっぱりコーヒーは来ません
アイスは、もうすっかり溶けてしまっていました

さすがの私も少しばかりカチンときて
自分の席に座ったままで大きな声で
「コーヒー、注文したのにまだ来てないんですけど！！」
言っちゃいました
一瞬で会話は止まり、ピリピリしたムードが店内に充満
私が作り出したんですが・・・

大きな声で言わなくても良かったんですが
客としては、この些細なことが許せず
さらに、放っておかれてる気がしてつい・・・

いつもの物静かなマスター、これにはビックリ
「も、申し訳ありません！　すぐお入れします」
どうやら、オーダーが通っていなかった様子
あの若い女の子が忘れていたか、もらしてしまったようです

一瞬でコーヒーが運ばれてきました
「お待たせして申し訳ありません、すみません」
「コレ、良かったら一緒にどうぞ・・・」とクッキーも一緒に
何度もペコペコするマスター

謝ってほしいわけじゃないんです、なのに・・・

いつもの美味しいコーヒーのはずが、この日ばかりは・・・
出していただいたケーキもクッキーも
どうしても手を付けられず、全部残したまま店を後にしました

その後、どれだけ後悔したか
お気に入りの喫茶店です
ここでいただく一杯があるから
明日もがんばれていたのです

それなのに、あんなこと言って
しかも、あからさまに残すなんて
マスター、ごめんなさい

あれだけ通っていた喫茶店ですが
たったこれだけのことで、一気に遠くなった気がしました

その後は、たまたまですが週末の仕事が続き
半年近くご無沙汰することとなってしまいました

先週、やっと時間ができたので、一方的に壊した
国交回復すべく（！？）、喫茶店へ

するとマスター、いつもと変わらない様子で迎えてくれました

ほっ・・・

ところが、若い女の子、私の顔を見るなりビクッとして、
逃げるように奥へ隠れてしまって出てくることはありませんでした

私、彼女にとって“コワイお客さん”になってしまった！？かも

それでも、やっぱり大好きな喫茶店です
居心地の良さも変わりません
美味しいコーヒーと静かに流れる時間も

怖がられても？？コーヒーの香りに誘われて
ついつい自然と行ってしまうんです

許してね、若いバイトの女の子
で、これからもこんなお客をヨロシク

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チャグチャグ馬コの鈴の音

「うまこじゃなぐて、うまっこでっす」

出発前、「チャグチャグ馬コ」のお祭りについて、
盛岡観光協会にお電話してあれこれ質問したところ
こんな「教育的指導」が入りました。

チャグチャグ

というのは、鈴なりの鈴をつけた艶やかな衣装の馬コが
歩くたんびに奏でる賑やかな鈴の音色のこと。

そうです、
このお祭りでは音が大事なのです。
だから、馬コは「うまこ」ではなく、
断固、「うまっこ」でないといけません。


私にとって祭り本番以上に楽しかったのは
祭りが始まるまでの神社でのスタンバイ時間。

混雑を避けて（恐れて）、１時間半前に会場入りした、滝沢村の神社。
１頭、２頭…、鮮やかな衣装をまとった馬っこが、
次々とつなをひかれて会場入りしてきました。
神妙な顔で、神社にお詣りしているのをみて、

「馬コ、かわいい！」

思わず、メールで報告していました。

そうこうするうちに、気づけば
百等近くの馬っこに囲まれていました。

慣れぬ衣装で興奮気味の馬っこもいます。
悠然と放尿する馬っこもいます。
子馬はかわいい頭巾だけを着せられて、
よくわからないまま、母親のお乳をせがんで甘えています。

馬っこの興奮につつまれ、優しい瞳にいやされた至福の時間。

祭りがおわり、ホテルに落ち着いてから社に無事終了の報告電話をすると、

「馬コのメールで、チケットとりの調子が狂いました」

てなことをいうものだから、

「うまこじゃなくて、うまっこです」

とちゃんと教育的指導をしておきました。


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