銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

奈良 近代建築遺産を巡る

2014年09月20日 | Hの生きる喜び、それは
奈良と言えば、寺社仏閣、時々田舎
そんなイメージを払拭する旅に行ってきました

テーマは“明治の近代建築遺産を巡る”

そんなんあるの?
という声が真っ先に飛んできそうですが
そんなんあるんです

まずは、奈良女子大学(明治42年開校)
旧奈良高等師範学校…先生を育成するための学校で
東京に続き、日本第二の高等師範学校


〈奈良女子大学 記念館(重要文化財)〉
通常は入れませんが、月に一度のランチタイムコンサートが
行われる日にあわせて訪ねました


〈記念館内部〉
柔らかい曲線を多様して、いかにも女子大らしいですね


〈明治時代の“100年ピアノ”現役日本製ピアノとしては最古級〉

続いて、言わずと知れた奈良ホテル
こちらも明治42年建造

素晴らしい箇所はたくさんあったのですが一枚だけ



フロントに吊されたシャンデリア
ライトが春日大社の釣灯籠をイメージして作られたというのが
いかにも奈良らしくて、個人的に気に入りました

最後は奈良基督教会
今回の旅ではおまけ的に訪ねたのですが
実は一番良かったかも…


〈和建築の教会〉
内部も和風で、教会としては実に珍しいそうです

古都奈良に、近代洋風建築
ミスマッチさが、妙にいい感じ

寺社仏閣だけじゃない奈良の多面性、見直しました

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アラスカの地図

2014年09月17日 | のほほん同志Aの日常
アラスカ添乗から帰国して、はや5日目の今日。

朝刊を開いて、一面にでかでかと載っていた写真に
「わ、デナリ?」
と思わず声が出ました。



デナリとはアラスカに聳える北米最高峰マッキンリー山(6,194m)のこと。
つい先週まで、このマッキンリーを望むデナリ国立公園を訪ねていたのです。

そこでの風景はこちら。
新聞の写真は北海道の最高峰、大雪山旭岳(2,291m)だったわけですが、似ていますよね!


<デナリ国立公園にてデナリ(マッキンリー山)を望む>

ガイドさんの説明によると、デナリ国立公園の面積はマサチューセッツ州と同じぐらい。
でも一番の違いは、そこに通る道路がこの未舗装の一本道だけだということ!

マサチューセッツ州といわれてもピンときませんが、
なんと四国をひとまわり大きくしたぐらいの面積。

その広大な国立公園内に宿泊施設はわずか4軒しかありません。
なかでもこの一本道の最奥部カンティシュナに位置し、デナリ北壁(ノースフェース)を望むのが、
私が愛してやまない姉妹ロッジ、「キャンプ・デナリ」と「ノースフェースロッジ」です。



自身4度目となるアラスカへの旅。
そして今回は、ノースフェースロッジでの滞在でした。

訪ねるごとに名前の刻印入りで用意してくれるナフキン挟みも3つに!(ひとつめのは紛失…)。


それにしても、北海道の旭岳がデナリに見えるほどに、
帰ってきてからもアラスカのことばかり考えています。
紅いじゅうたんのようだった紅葉も、もう雪におおわれた頃でしょうか…。



その昔、沢木耕太郎さんのエッセーで読んだ
「地図を燃やす」というフレーズが浮かんできました。

 20代のころは、なんでもできるような気がする。
 けれども年齢を重ねるうちに、自分の可能性が地図のようにはっきり見えてくる。
 その「地図」をどのように燃やせばいいのだろう――と。

初めてアラスカを訪ねてから10年。
若いとはもういえない年になって(ようやく認めた)
私にもはっきりと1枚の地図が見えてきました。

でもその地図は、自身をリセットするための「燃やすべきもの」としてではなく、
時間を経てなお手もとに残った、旅の道しるべのような気がしています。




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小さな旅

2014年09月16日 | Hの生きる喜び、それは
秋晴れに恵まれた3連休でした
皆さまはいかがお過ごしでしたか

私はというと・・
休みが2日以上あれば、とにかく温泉へ
山陰最古の温泉へ行ってきました


(ビートルズを意識して撮ってみました)

とにかく昭和
サービスも施設も人も、昭和が漂います
時が止まっているかのような場所

でも私はそれで充分
ただ、湯に浸かってぼんやりできればそれが最高

たまには、こんな懐古旅もいいもんです


 (秋晴れの砂丘海岸)

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怪物?建築

2014年09月13日 | Hの生きる喜び、それは
それは、かつて大阪が“大大阪”と呼ばれた時代
世界と肩を並べた戦前の大阪
東京を上回り、日本で一番大きな人口を抱え
経済、文化、芸術、そしてモダン建築が花開きました

その中でも、モダン建築の最高峰と言われる
「綿業会館」に行って参りました!



通常は、月1回の特別公開日にのみ内部を見学できるのですが、
今までのお付き合いのおかげで
特別に銀のステッキのためだけに、
見学会を開いていただけました
ありがとうございます!!


(ルネサンス調にまとめられたエントランス)

私は建築に関してはとことん疎いので
専門的なことは分かりません

ただ、感じたのは
“怪物建築”(←当然、その素晴らしさを形容した表現です)
と紹介されていたため
巨大で、正体不明で、恐ろしい建築物を想像していたのですが
実際は、まるで真逆

懲りに凝った美しいデザインに
やわらかい曲線を多様した優しさにあふれた内部意匠


各部屋の中でも、最も素晴らしいと言われる談話室の階段
流れるような曲線が、村野藤吾らしさを感じさせます


京都の泉涌寺で焼いたと言われるタイルタペストリー
素っっ晴らしい!!


会員制食堂
こちらでランチをいただきました!

外観からは想像つかない内部の美に
良い意味で裏切られ、圧倒されました

見学しながらあるお客様
「この建物も83歳になるのに
今も色あせないこの美しさ
今の時代にもマッチして、しかも現役!
すごいなぁ…
私もまだまだ…ね。負けけてられないわ」

高い天井を見上げながら仰っておられました

建築が人に生きる夢を持たせてくれるなんて
出発前は思ってもいませんでした

年を重ねるごとに、ますます輝きを増すモダン建築
銀のステッキのお客様と似ている気がしました(*^_^*)

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へぇ~と声がもれました

2014年09月08日 | 見かけだおしNのつぶやき
毎度の、旅案内の原稿作業に追われ、
無言の一日

スタッフも気の毒に、何かを聞こうにも
一切遮断したような私の背中が、どっしり

それでも耳だけは地獄のごとく敏感

スタッフの一人が、何だかこっぱずかしいほど
できた営業トークを電話口で展開していました

「あれ?こんなに、話がうまかったけ?」

耳をダンボにすると・・・

どうやら、最近、苦労してゲットした
新規のご一行さまのお仕事

そのきっかけとなった、ご紹介者の方に
お礼の電話をいれていたようなのです

これって、当たり前のようですが・・・
すみません、そこまで気が回らないこともあって・・・
目先のことで精一杯の日々

お仕事のきっかけを与えて下さった方のことを
失念することもあります

なんと、今日は指示なくとも、ちゃんと本人自ら電話をして
お礼を伝えていたのです

最近、[提案しては没、提案しては没]
苦しい展開の日々が続いていました

私の容赦ない雷もうけますし・・・

本人はあっけらかんと装っていましたが、
その実、悔しい思いでいっぱいだったはずです

もちろん今回は、本人の提案力が実ったわけですが、
やはり、大きいのは、紹介してくださった
一人のお客様の存在でしょう

おごることなく、
まずそこに、思いが向いたのは・・・
(真っ先にお礼を述べたのは)

あら、知らぬ間に勝手に成長していたのね
これは嬉しい、ことでした

「私も紹介した甲斐があったわ、頑張ってね」
そう、仰ったと聞きます

営業は、結局人との繋がりです

見積(金額)・企画力
といいながら、

やっぱり気の合う人との仕事がいい、
そんな単純なことも勝因のひとつになりうるのです

とはいえ本当は、人との信頼関係ほど、
難しいものはないのですが・・・

少ないパイをあの手この手で手繰り寄せて、
どうやら大きな発注を間もなく
彼女、手中におさめるようです

これは楽しみです


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