「デリー中央精神病院・入院記録」・・・1
デリー中央精神病院。シスターに聞いたら入院して今日で3日目だと言う。その間、曖昧なぼんやりとした映像の記憶がある。シスターが無理矢理ぼくの口に食べ物を入れようとしている。首を左右に振ってそれから逃れているぼく、口の周りから白い牛乳が流れ落ちた。
「これを飲んで、食べなきゃ駄目でしょう」 「少しだけ、これだけ食べて、そしたら終わりにする」
「だめ、食べられない、吐くから」
彼女は一生懸命ぼくに食事を摂らせようとしていた。
奴らは何をするつもりのか、着替えさせたトレーナーを脱がせようとしている。ぼくはベッドの上を転がって逃げようとしたが、ベッドを囲んだシスター達に捕まり裸にされた。そして奴らは最後にはぼくのブリーフを剥ぎ取った。皮と突き出た骨だらけの痩せこけた身体、そのみすぼらしい身体が禁断からくる熱と寒さに震えた。膝を折り曲げ細い腕でまるめた身体を抱きしめ
「寒いよー、毛布をくれ。何で裸にするんだよ」
髯もじゃの大男がぼくの尻を掴み指をぐいと肛門に突き入れ、ぐりぐりと中で動かした。
「ヒィー、やめろよ。痛い、痛いよ」
シスターや病院で働く奴らが珍しいものを見てくすくすと笑ってやがる。
「助けてくれ、何も持っちゃいないよ」
65㎏あった体重は48㎏になっていた。
毎日、決まった時間になるとティーや食事がテーブルの上に用意され、インド人の彫りの深い美しいシスターが様子を見にくる。
「トミー、具合はどう」
食事に手をつけてないと
「食べないと身体に良くないわ。少しだけでも食べて」
と食べさせようとする。1日目も2日目もいろんな検査をしたようだ。頭から足先まで電気コードの先端を貼りつけ何やら調べていた。だがその間、1度も薬をくれなかった。禁断に苦しむぼくは、睡眠薬や痛み止めをくれと何度もシスターに頼んだ。身体は動かないが声だけは出る、ぼくは怒り叫び続けた。そんなぼくにシスター達は
「はいはい、すぐあげますからね」と言うだけだった。
デリー中央精神病院。シスターに聞いたら入院して今日で3日目だと言う。その間、曖昧なぼんやりとした映像の記憶がある。シスターが無理矢理ぼくの口に食べ物を入れようとしている。首を左右に振ってそれから逃れているぼく、口の周りから白い牛乳が流れ落ちた。
「これを飲んで、食べなきゃ駄目でしょう」 「少しだけ、これだけ食べて、そしたら終わりにする」
「だめ、食べられない、吐くから」
彼女は一生懸命ぼくに食事を摂らせようとしていた。
奴らは何をするつもりのか、着替えさせたトレーナーを脱がせようとしている。ぼくはベッドの上を転がって逃げようとしたが、ベッドを囲んだシスター達に捕まり裸にされた。そして奴らは最後にはぼくのブリーフを剥ぎ取った。皮と突き出た骨だらけの痩せこけた身体、そのみすぼらしい身体が禁断からくる熱と寒さに震えた。膝を折り曲げ細い腕でまるめた身体を抱きしめ
「寒いよー、毛布をくれ。何で裸にするんだよ」
髯もじゃの大男がぼくの尻を掴み指をぐいと肛門に突き入れ、ぐりぐりと中で動かした。
「ヒィー、やめろよ。痛い、痛いよ」
シスターや病院で働く奴らが珍しいものを見てくすくすと笑ってやがる。
「助けてくれ、何も持っちゃいないよ」
65㎏あった体重は48㎏になっていた。
毎日、決まった時間になるとティーや食事がテーブルの上に用意され、インド人の彫りの深い美しいシスターが様子を見にくる。
「トミー、具合はどう」
食事に手をつけてないと
「食べないと身体に良くないわ。少しだけでも食べて」
と食べさせようとする。1日目も2日目もいろんな検査をしたようだ。頭から足先まで電気コードの先端を貼りつけ何やら調べていた。だがその間、1度も薬をくれなかった。禁断に苦しむぼくは、睡眠薬や痛み止めをくれと何度もシスターに頼んだ。身体は動かないが声だけは出る、ぼくは怒り叫び続けた。そんなぼくにシスター達は
「はいはい、すぐあげますからね」と言うだけだった。