連日、船場吉兆の料理使い回し事件の報道が続きます。
マスコミでは、食品衛生法では使い回しについて違法ではない、などと報じていますが、これは法律を作る段階で、規定するまでもない当たり前のことと考えて、まさに想定外だったのでしょう。
お客様から料理が一見手付かずで残ったとしても、風味は落ち、テーブル上で皆が話をすればそれなりに衛生面で問題も生じます。感染症が大きな問題となっている現代では、厨房の賄いにするのもどうかと思います。
手付かずの料理が残ったら、まずするべきことは、調理に問題がなかったかその料理を点検し、次に、お客様が残した理由を考えるべきでしょう。嫌いな物なのか、アレルギーがでるのか、お腹が一杯なのか、そして次回の来店時の参考にし、残った料理を敢えて口にいれるなら、調理場には関係のない責任者つまり社長などが適していると思います。
私たちは、外食するときは、小さくても顔が見え、誠意のあるお店の常連となり、自分たちの好みを少しずつ伝えながらお付き合いしています。そのほうがお得においしく食べられるからです。
そして、私たちもそういうお店でありたいと思っています。