連休が明け、新たな進路に進んだ人たちが五月病なる病にかかる季節です。
いろいろ忙しく、夢中になっていた時期を過ぎてほっと一息、これで良いのか良かったのか、迷いや後悔が生じるのは自分を見つめ直す意味で、悪いことではありません。ただ、短絡的に青い鳥を追い求めて、現在の業を早々に見切ってしまうのはいかがなものかと思います。
社会学者のハンナ・アレントは「労働とは日々の糧を得るための業であり、仕事とはそれを通じて世界をみることができるもの」と規定しています。
異論はあるかもしれませんが、わかりやすい考え方だと思います。
仕事と労働が完全一致しているのが最も幸せに近い状態であり、その乖離が大きくなるにつれ、労働のストレスが大きくなるのではないでしょうか。そもそも労働に没頭し「仕事」を持たない人々が多くなってきている様に思えます。ここでいう「仕事」は必ずしも収入を伴う必要はなく、自分自身の内なる満足や達成感を得られ、視野を広げてくれる何か、ということになるかと考えられます。
自分が今従事しているのは労働か仕事か、もし労働の割合が多いとするなら、少しずつ「仕事」探しを始める良い機会が、この季節。
「仕事」探しに旅に出ようとする方、多くを教えてくれる豊かな自然を味わえる安曇野は、いつでもあなたをお待ちしています(笑)
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