新聞に若年性認知症の職場復帰の難しさが掲載されていました。
認知症は社会問題となっています。
一番認識しなければならないのは認知症は身体の一部である脳の病気であり、本人の知的能力や理解力に起因する問題ではない、ということです。
脳という身体機能に異変が起きるために、記憶力その他の知的能力が低下するのであり、現在の職業が頭を使うから大丈夫、という考え方は危険です。
脳を健康に保つのは、身体の健康を保つのと同様、良い食生活、悪しきストレスの軽減、良い睡眠です。さらに、好奇心を保つことが最も大切になります。おかしいと思ったら診断を受け、認知症の前段階であれば、日頃の不摂生を見直し、却って仕事上もプラスになるでしょう。でも、できれば診断の前に自主的に取り組みたいものです。
当館では旅による認知症の予防に取り組んでいます。具体的には、脳にとって良い栄養、静かな環境での時間、自然の音などにより、脳を休めリフレッシュしていただきたいと思っています。
個人旅行は自分で計画をたてなければならず、そのこと自体が日頃使わない脳機能の活性化につながります。