少し前、小説家の安岡章太郎氏が亡くなりました。小学校の教科書にサーカスの馬という短編が載っていて、印象深かった記憶があります。もう一つ、氏が「貧しい生活とは物のない生活ではなく、物に溢れた生活である」と言っていた事にも、なるほど、と合点した事があります。確かに貧しい人の家ほど物だらけですよね。
晩年は「文学がビジネスになってしまった」と嘆かれていたそうです。
きちんとした文章を読むにはある程度の修行が必要です。
スマートフォンにより普及したジャンクフードのような超短編小説の流行を、安岡氏はどう思われているでしょうか。
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都会は雪が降ると大混乱。今年は当たり年のようです。高速道路にまかれる融雪剤には塩分があります。こういうときに車を動かした時は、車体の下を洗っておくことをお薦めします。ガソリンスタンドには高圧洗浄機があります。
料金がかかってもその方が車のケアには良いのです。
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さて、気候の問題の次が、地域の人間関係。私達が選んだ地域は、たまたまそれほど苦労しない場所でしたが、地域によってはいろいと義務の多い場合もあります。
例えば伝統的な祭りのある場所は、その祭りに関する決まり事は絶対で、中には「あそこの地域は大変だから娘を嫁がせるのは可哀想」という親御さんもいるとか。また「隣組」という行政組織の下請けと、親睦のための町内会の中間のような不思議な組織に加入を強制されることもあり、加入しなけれは出ていってもらう、という過激なケースもあったということです。
そういう負の事情はメディアやお役所の窓口では決して見聞きする事はできません。しかし楽しい田舎暮らしが、人間関係のストレスで台無しになって病気にでもなったら本末転倒です。
地元に人によっては、一時滞在の人と、そこの住人となって利害を共有する人への対応が大きく異なる場合があり、これは洋の東西を問わないことかもしれません。
人口密度が低いほど人間関係は密になるケースが多々あること、自分の住みたい地域と自分の性格を考え、もし問題が起きた時解決する術を充分心得る事が大切です。
そして、その土地で信頼できる人と充分コミュニケーションをとって、そのあたりの事情をよく吟味するか、一時的にでも長期滞在してみることが将来大きなツケを払わずに済む方法かもしれません。通り一遍の付き合いでは、その土地に暮らす人から本音を引き出すのは難しいものです。
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