京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

おべべ、お客様を叱る

2009-02-17 14:10:15 | 仕事
先日、お着付けをさせていただいたお得意様。

ご年配で、主人の父の代からのお知り合いです。
趣味で踊りをなさっているので、その発表会のときなどには
お着付けをさせていただいています。

先日も、お着付けをさせていただながら、お話していると
お襦袢をクリーニング屋さんに出して、一枚なくされた
とおっしゃる・・・。

ええ~~っ
以前につくっていただいたあのいいお襦袢を??

しばらく取りに行かれなかったらしいのですが・・
無くなるなんて・・ありえない・・
もう一度調べてもらいましょうよとお願いしましたが・・

もちろん、当店でもお着物の洗いをさせていただいてますので
今度はお持ち下さいねと申し上げましたが
クリーニング屋さんと比べたら価格は倍くらいになるのでしょうか
(あまり調べてないので、詳しいことはわかりませんが)

あまり書くとクリーニング屋さんの批判になってしまいますし
すべてのクリーニング屋さんに当てはまらないかもしれないので・・
書きたくはないのですが

技術、溶剤など着物を専門にしている場合と
クリーニング屋さんとでは違いがあります。
料金の違いもそんなところから違ってくると思います。


こちらのお客様のクリーニングに出されたお襦袢も
最初の風合いが損なわれた感じがしましたし
色がくすんでしまってた印象を受けました。
しみ抜きも完全でないことが多いように思います

大切なお着物は洗いのものは、ぜひ「わき」にお持ちいただきたいのですが
お値段のことなど考えて、お襦袢など承知の上でクリーニング屋さんに
持っていかれるのは、お客様の判断で、それ以上は言えません

でも・・強くは申しませんが・・
やっぱり、私たち呉服専門店にお持ちください


ところで、このお客様のお荷物を拝見すると
足袋、肌襦袢、それに腰ひも一本一本にまで
クリーニング屋さんのタグが・・・

それを見て私、おもわず
「だめですよ~~、○○さん
 足袋はともかく、肌襦袢くらい自分で洗いましょうよ~
 あ!紐まで。こんなのまでクリーニング屋さんに出してっ!

「だって、私、だらしないから~」って・・

まあ、ピシっとプレスされて気持ちいいのはわかりますけどね・・

私など、クリーニングに出したこともなく・・
足袋や半襟は、
汚れの強いところを使いふるしの歯ブラシなどで下洗いし
洗濯機にポイ・・
縫い目などピンピンと引っ張って、干すだけ
足袋の小じわなど、履いたら伸びる
・・と、かなり大雑把なので。

でも、デイリーに着物を着てたらこんなものですよね








コメント (2)
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