アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

2013-08-01 10:09:46 | 心や気持ちのお話
「思いこみ」によって苦しむ一番の理由は、その「思いこみ」の物差しからはずれた物事を
「悪いこと」と考えてしまうことでしょうね。

ここが「罠」なんですよね。無意識のうちに、簡単に落ちるのよね。

悪いことなんだから、正さなくちゃいけない、直させなくちゃ、わからせなくちゃ・・・

無理無理。

だって、相手はその物事を「悪いこと」だなんて、全然思ってませんから。

実際、良いか悪いかっていう問題じゃないしね。落ち着いて考えればね。

ただ単に「私は、そうして欲しくない。そういうのはイヤだ」というだけのことです。

相手は、自分のしたいようにして、私はそれがいやだなーと感じる。

それだけのことです。

だがここで、「そういうのはワガママだ。良くないことだ。」と感じてしまうのが問題で、
それが、自分を苦しめる。

では、どうしましょう?
ここまでくると、解決策もいくつか出てきます。

ひとつには、
「なーんだ、私がイヤだって思ってただけのことで、それ以上のことではないんだから、
もうこれ以上くよくよ考えないで放っておこう。」
というおおらかなやりかた。

これができるとオトナよね~。

もう一つは、
「なぜ、こんなことに、自分は敏感に反応してしまったんだろう?」
と、つきつめていくやりかた。

私は仕事柄、また性格的なこともあり、こちらのタイプ。
時間をかけて、とことん味わい体験し、いろんなことを感じ考えていくのを選びます。

そりゃ、ぐだぐだ長く苦しむし、はたから見れば
「あらやだ、まだあんなことに引っかかってるの!? 早く吹っ切ればいいのに。
セラピストのくせに、情けないわね~。」
ということになり、すごく格好悪いですわ。

でも、しっかり味わって苦しむからこその「なるほど!」も、けっこうたくさんあるものです。

こうして文章にして、事細かに伝えることができるのも、そのおかげです。

だから、まー、悪くないんだな、ぐだぐだも。