アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

初めてのリーディング

2019-10-27 14:01:53 | 日記
続きです。

顔面ヘルペスの症状が治まり、なんとかマスクを付けて外出できる体力がもどった頃、
私は初めてリーディングというものを受けてみました。

面識は無く、たまたまその人のブログを読んでいて、リーディングの受付が出ていたからです。

だいたいがリーディングとかチャネリングとかは興味が無かったし、信じる気持ちにもならなかったのですが、
なにかもう、自分の知覚とか知識経験では対処できないという無力感でいっぱいでしたから、
なかばやけになって申し込んだという感じです。

ひたすら知識経験をもとに現実的に生きてきた振り子が、ギューンと振り切ってしまって、
今度は逆方向に振り戻り始めた感じ、とも言えます。

が、アートセラピーだって目に見えない心の問題をアートという目に見えるものに変換する作業だし、
EFTだって、感情という目に見えないものを癒やす作業ですから、私にとって目に見えない世界は、
本当は普通のあたりまえの世界だったのかもしれません。

目に見えない世界は、今までいろいろあって背を向けて毛嫌いしてたけど、実はそれも私の人生の大事なプロセスの一部で、
一周回って在るべき世界に戻ったのかもしれない、と今は思えます。

まぁ、とにかく初めて受けた感想は。

チャネラーの彼女は優秀な方だったと思います。

非常に現実的なことを言ってくれました。

対面して座り、なんとなく私の頭上をみながら私の話を一通り聞いてくれたあと最初の一言は、

「そりゃ、そうもなりますよ。あなたはそんなに穏やかな笑顔で穏やかにお話しされるけど、あなたの内側は
ご主人とお母さんへの怒りや恨みや悲しみで真っ黒だもの!」

でした。

そして私に向かって「どうしてそんなに悲しくて怒っているのに、そんなに優しい笑顔でいるのですか?」と言ったとたん
なぜか彼女の目から涙がぼろぼろこぼれてきてしまったのでした。

「あらやだ、私なぜこんなに涙が出るのかしら?」と涙をふきふき彼女が私に語ったことは

「もういいかげん我慢するのはやめて、自分を大事にしてください。自分を愛してください。
それ以外、あなたの内側の真っ黒なものを消す方法はありません」

でした。

告白すれば、当時の私はアートセラピストなのに、自分を大事にする方法も自分を愛する方法もわかりませんでした。

我慢するなと言われても、何十年も我慢が常態化している人間が我慢をやめるというのは、言葉ではわかっても
決して心も身体もついていかれません。


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