アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

もしや・・・

2013-08-07 13:13:06 | 心や気持ちのお話
このところ数週間、最高気温が30℃前後という日が続き、夜もエアコン無しで眠れる日が続き
「あ~~ありがたや。」
と思ってましたら、今日はいきなりの猛暑日になりそうな・・・

なんか、曇って湿った日が多かったので、この情け容赦ない夏の陽差しにクラクラします。

でも、朝のうちに、掃除も洗濯も夕飯の下ごしらえもスーパーへの買い物も、がんばって
やってしまったぞー!

2階のこのリビングは、13:18現在、32℃あるんだけど、不思議とあんまり暑いと感じないのは
身体がもう猛暑日体制に入って覚悟ができてるからかしらん?


あー、それでね、ぐだぐだの続きなんだけどね、結局、よく「同じものを持つ人に反応する」と
いわれているでしょう?

たとえば、ある人に対し
「あいつは、言い訳ばかりして、自分の非を認めない嫌なヤツ。」
と思ったとすると、その人も同じように「言い訳ばかりして、自分の非を認めない」という
性質をもっているんだって。

それで、意識界では、自分にはそんな性質無いって思ってるんだけど、無意識界では、
その性質を持っていることを良く知っていて、それで他人という鏡を使って、
「あなたもこれと同じ性質を持っているんですよ。」

と教えてくれるそうな。

だから、同じ人を見ても「なんだアイツ許せない!」と、やたら反応しちゃう人と、
「あーそーなんだ」くらいで、全く反応しない人がいるのですって。

知識としては知っているけれど、はっきり言って、当事者本人はピンとこないでしょうし、むしろ
反発すると思う。
「自分は、間違ってもそんなことはない。アイツみたいな嫌なヤツじゃない。」

これがフツーだと思うし、私もそうですよ。

でも、私は、たとえ知識としてだけでも、それを知ってましたから、疑ってみた。

「もしや私も、自分の好きなように自由にワガママに生きたいのかも・・・。」とね。

ぐだぐだの意義

2013-08-02 13:56:04 | 心や気持ちのお話
繰り返し起こり、自分を苦しめるシチュエーション・人間関係のパターン。

「またこれか・・・」

わかっているのに、また穴に落ちてしまう苦しみと自己嫌悪。
「さっぱり、自分は成長していない・・・。」

あきらめない。目をそらさない。
「もう、そんなこと、こだわってません。」
なんて、かっこうよく嘘つかない。

いいじゃん、とことんぐだぐだ悩んで苦しんだらいい。

「なぜ、自分はこうなってしまうのか?」
「本当のところはどうなのか?」
「では、自分はどうありたいのか?」
「そのためには、どうしたらいいのか?」
「そうできないのは、なぜなのか?」・・・

他者にまき散らすのではなく、原因を他に求めるのでなく、じっと自分の内側に向かって
注意を集中していきます。

すぐに解決できるとは言いませんが、何年もかかるかもしれませんが、そういう姿勢を
持ち続けることが、解決、自分の解放に、必ずつながっていくと思います。

私は、アートセラピストとして、たくさんの方と数え切れないほど何回も
コラージュを作ってきました。

出来上がったコラージュ作品を見て、「ふり返り」を行うとき、ふと気になった部分を指して
「このモチーフ、ここに貼ったのですね。」とか
「このモチーフ、何回も出てきますね。」
とか、言うことがあります。

別に、答えを求めているわけではありませんので、どういう反応でも良いのですが、
そういう私の投げかけに対し
「はぁ~、そういえばそうですねー。なんか、貼りたかったから・・・」
で終わる方もいますし、ハッとしたように
「そういえば~」とか
「もしかすると、これって~」
など、重大な気づきにつながる方もいます。

私は、アートセラピーのワークの中では、誘導などしません。

私たちはただただ、表現するプロセスを楽しみながら作品を作り、暖かい興味と承認の思いで
その作品を見つめるだけです。

アートワークを通して、「気づき」というおみやげを受け取れる人というのは、日頃、
苦しくても格好悪くても、真面目に前向きにぐだぐだ悩む人ではないかと思っています。

ぐだぐだは無駄ではない。
すばらしいおみやげつきよん。

2013-08-01 10:09:46 | 心や気持ちのお話
「思いこみ」によって苦しむ一番の理由は、その「思いこみ」の物差しからはずれた物事を
「悪いこと」と考えてしまうことでしょうね。

ここが「罠」なんですよね。無意識のうちに、簡単に落ちるのよね。

悪いことなんだから、正さなくちゃいけない、直させなくちゃ、わからせなくちゃ・・・

無理無理。

だって、相手はその物事を「悪いこと」だなんて、全然思ってませんから。

実際、良いか悪いかっていう問題じゃないしね。落ち着いて考えればね。

ただ単に「私は、そうして欲しくない。そういうのはイヤだ」というだけのことです。

相手は、自分のしたいようにして、私はそれがいやだなーと感じる。

それだけのことです。

だがここで、「そういうのはワガママだ。良くないことだ。」と感じてしまうのが問題で、
それが、自分を苦しめる。

では、どうしましょう?
ここまでくると、解決策もいくつか出てきます。

ひとつには、
「なーんだ、私がイヤだって思ってただけのことで、それ以上のことではないんだから、
もうこれ以上くよくよ考えないで放っておこう。」
というおおらかなやりかた。

これができるとオトナよね~。

もう一つは、
「なぜ、こんなことに、自分は敏感に反応してしまったんだろう?」
と、つきつめていくやりかた。

私は仕事柄、また性格的なこともあり、こちらのタイプ。
時間をかけて、とことん味わい体験し、いろんなことを感じ考えていくのを選びます。

そりゃ、ぐだぐだ長く苦しむし、はたから見れば
「あらやだ、まだあんなことに引っかかってるの!? 早く吹っ切ればいいのに。
セラピストのくせに、情けないわね~。」
ということになり、すごく格好悪いですわ。

でも、しっかり味わって苦しむからこその「なるほど!」も、けっこうたくさんあるものです。

こうして文章にして、事細かに伝えることができるのも、そのおかげです。

だから、まー、悪くないんだな、ぐだぐだも。