『早春の讃岐路紀行 丸亀城と琴平温泉』の旅、初日の最後に香川県善通寺市の真言宗善通寺派総本山 屏風浦五岳山誕生院 善通寺を訪れました。駐車場から済世橋を渡って正覚門から西院と呼ばれる伽藍に入ります。
平安の初頭(807年)に真言宗の開祖 弘法大師 空海の父である佐伯善通を開基として創建された由緒ある古刹で、伽藍は創建地である東院と空海生誕地とされる西院(御誕生院)に分かれてます。和歌山の高野山、京都の東寺とともに弘法大師三大霊場に数えられています。
過去記事<早春の讃岐紀行(4)一歩一景、栗林公園>
西院(誕生院) 御影堂
弘法大師が誕生した佐伯家の邸宅地に建ち、奥殿には大師の自作と伝わる本尊 瞬目大師像が秘蔵されてるそうです。
御影堂の地下には、約100メートルの「戒壇めぐり」があり、暗闇の中、法号を唱えながら大師と結縁する道場となっています。戒壇めぐりの受付は午後4時30分までで、到着するのが少し遅かったから体験することはできませんでした。
仁王門を通って、今度は東院に向かいます。東院がこの善通寺の本院になるんだそうです。
東院 五重塔
境内に入って目を惹くのがこの五重塔。高さは43mで、総欅造、本瓦葺の現在の塔は江戸時代末期の安政年(1854年)に着工し、明治35年(1902年)に竣工しました。夕陽が当たった五重塔は荘厳な雰囲気がしてとても美しかったですよ。
東院 金堂(本堂)
創建時の本堂は永禄元年(1558年)、兵火によって焼失し、現在の本堂は元禄年間(1688-1704年)に再建されました。中には江戸中期の仏師・北川運長作の本尊の薬師如来像(寄木造、漆箔、像高3m)が安置されてます(撮影禁止)。
五社明神
後の大楠は樹齢1000年以上を越える御神木で、きっと創建当時からこのお寺を見守ってきたんでしょうね。
初日の観光はこれでお終い。善通寺市を後にして、宿泊地の琴平温泉に向かいます。次の日は雨の予報が出てるけど、無事 こんぴらさんにお参りできるかな??
つづく
※過去ブログ『お気楽忍者のブログ』も2017年3月31日まで閲覧して頂けます。
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