大正15年から建設が始まり、昭和12年に開通した大阪の梅田から難波を貫く御堂筋。
当時の御堂筋沿いに建っていたビル群がシルエットで再現されてます。
大阪歴史博物館の7階と8階(一部)は「大大阪(だいおおさか)の時代」と題して、近代(大正から昭和初期・現代)の人々の暮らしが様々な展示物で紹介されてました。
地下鉄100型105号車のモックアップ。
大阪市営地下鉄最初の車両で、昭和8年から44年まで使われました。
実車は1車両のみ大阪メトロ緑木車検場で保存されてます。
公衆電話ボックス
大阪北区にあった本庄公設市場をモデルにした昭和15年頃の八百屋さんや魚屋さん。
NHKの連ドラにでも出てきそうな昭和初期のお宅。
大正11年に分譲がスタートした千里山住宅。環境の良い郊外の住宅地は庶民の憧れのまとでした。
こうやって見ると、大正時代でもかなりモダンな時代だったんですね。
鬼滅の刃も大正時代が舞台ですが(笑)
東京銀座と並ぶ当時の名店街だった心斎橋筋。
ウィンドーショッピングをしながらブラブラすることを心ブラと言ったそうですよ
左のヨネツ子供服店は実在していた人気の子供服店でした(昭和20年の大阪大空襲で焼失)。
昭和15年頃の道頓堀角座前。
街の風景がほぼ原寸大で再現されていて、その中を歩くことができるのがホントに凄いと思いました
ついつい見入ってしまった現在の様子と過去の様子が交互に映し出されるモニター。
大阪城の北側にある大阪城ホール前もその昔は・・・
大阪城周辺は帝国陸軍が管理し、陸軍第四師団司令部が置かれてました。。
大阪にも戦争の足音が近づいてきました
戦争末期の大阪大空襲と廃墟になった大阪の街の映像は衝撃的でした。
歴史博物館の近くには大阪大空襲の記録を伝える「ピースおおさか(大阪国際平和センター)」もあります。
田河水泡の漫画「のらくろ」。
昭和6年から少年倶楽部で連載が開始された漫画で、野良犬のらくろが猛犬連隊に入隊し軍隊生活を送るという漫画でした。
「のらくろ一等兵の毒ガス戦」とかサブタイトルがあまりにもストレート過ぎです
昭和12年12月号の「せうがく(小学)三年生」。付録は「支那事変 勇壮愛国美談集」。
この当時の展示物を見ると色々な事を考えさせられて、平和のありがたさを実感できました。
つづく
過去記事<古代の大阪 難波宮大極殿>
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