書名:ガン回廊の朝(あした)
著者:柳田邦男
出版社:講談社文庫
出版年:1981年
ジャンル:医療ノンフィクション
内容紹介(背表紙説明より)
昭和37年、国立がんセンター設立。学閥、年齢を問わず、全国から集められた人材が、ガン撲滅の闘いを始める。患者の苦しみを自らの苦しみとして研究治療に没頭、情熱が苦難を克服して、早期発見・治療の成果を挙げていく。ガンと闘う臨床医や研究者たちの苦悩と不屈の姿を描く感動のノンフィクション大作(上巻)
ガンとの闘いに休みはない。気の遠くなるような闘いだが、気管支ファイバースコープの完成、発癌物質の究明、肝臓ガン手術の連続成功など、その研究と診断治療法は着実に前進している。国立がんセンターで、日夜、治療と研究にとりくむ人々の苦闘と成果を描いた傑作。講談社ノンフィクション賞受賞(下巻)
もう、30年以上前に読んだ本ですが、今だに手離せず手元に置いています。
2人に1人が癌になると言われる現在、早期発見、治療の技術は飛躍的に進歩しました。その裏では効果的な癌治療技術や癌研究に挑んだ人々の苦闘のドラマがあり、本書はその黎明期を描いた素晴らしいノンフィクションでした。
これ以降、ノンフィクション作家の柳田邦男氏の著作を読み漁ったりしました。
よろしければ、応援クリックお願いします!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます