6月
小谷城戦国歴史資料館(滋賀県長浜市)
北びわこ 戦国の聖地・・・
小谷城は小谷山の尾根に沿って城郭が並ふ典型的な山城で、浅井家が三代に渡って居城にしていました。
三代目 浅井長政は織田信長と軍事同盟を結び、信長の妹のお市の方を妻としましたが、後に越前の朝倉義景とともに挙兵し、信長家康連合軍と姉川で激突します。
天正元年(1573年)、信長が越前に攻め入って朝倉氏を滅ぼし、次は裏切った浅井の小谷城を包囲しました。
木下秀吉による再三の降伏勧告にも応じず、浅井長政は自害。お市の方と三人の娘(茶々、初、江)は浅井家家臣 藤掛永勝に救い出され、織田家に引き取られました。
小谷山の麓にある小谷城戦国歴史資料館は小さな博物館でしたが、浅井氏三代の歴史や小谷城跡からの出土品、小谷城の構造などに関する展示物がありました(館内は写真撮影禁止)。
滋賀は単位面積あたりの城郭数が日本で一番多く、また戦国時代ゆかりの場所がたくさんあるから、戦国史が好きな管理人には魅力的な場所だったりします
戦国ガイドステーション(滋賀県長浜市)
続いて、戦国ガイドステーション(観光案内所)にやって来ました。夕方だったから、その日の営業は終わっちゃってました。また、観光シーズンに運行している小谷山の中腹の番所跡まで登るシャトルバスの発着場にもなってます。
2011年に放映されたNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の放映記念として建てられた巨大な兜のオブジェは絶好の撮影スポットですが、もう誰も居ませんでした。。(笑)
先の戦国歴史資料館で小谷城址の保全のためにわずかばかりの寄付をしたら、城カード(近江の城カードシリーズ)を貰いました
道の駅 浅井三姉妹の郷(滋賀県長浜市)
小谷城址を後にして国道365号線沿いにある『道の駅 浅井三姉妹の郷』(滋賀県長浜市)にも立ち寄ってみました。
ここから南へ数百メートル先には姉川が流れていて、浅井朝倉連合軍 vs 織田徳川連合軍が激突した姉川の戦のあった場所でもあります。
お市の方と浅井三姉妹の像
信長の妹で長政に嫁いだお市の方は長政自害後 織田家に戻り、後に柴田勝家に嫁ぎましたが、信長亡き後の覇権を巡って勝家は賤ヶ岳で羽柴秀吉と戦い、敗れた勝家とお市の方は自害しました。
長政とお市の方の間に生まれた茶々は後の淀君で秀吉の側室、初は京極高次の妻、江は徳川2代将軍秀忠の妻となり、長政、お市の方亡き後も歴史に大きな影響を与えました。
館内には『江・浅井三姉妹博覧会の軌跡』と題して、2011年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」に合わせて長浜市内で開催された江・浅井三姉妹博覧会の展示物の一部が飾られてました。
大鳥神社
地元の氏神様の花手水は6月らしく紫陽花に変わってました🐌
天台宗向陽山 龍福寺(滋賀県甲賀市)
龍福寺は平安時代初期に比叡山延暦寺根本中堂建立のために必要な用材を調達するためこの地を訪れた最澄が悪疫に苦しむ人々の平癒を祈願して薬師如来を祀ったのが始まりと伝えられてます。
本堂は新しそうですが、本尊は平安時代後期に造られた薬師如来坐像で、国の重要文化財に指定されているそうです。
不動明王像(多喜不動)
この辺りの字(あざ)は滝(たき)と呼ばれますが、その地名は鎌倉~室町時代に甲賀東部で勢力を誇った多喜氏に由来します。
豊臣政権の三中老の一人、戦国武将の中村一氏も多喜一族の出身ですね
こんな仏様もいました。
龍に乗った龍上観音だろうか綺麗なブルーの龍の造形イイですね
つづく
過去記事<2022 お気楽行楽記総集編(5)>
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