1月28日の千葉日報に、ティラーソン国務長官の発言に関する記事が、大きく掲載されました。意識せずに読めば、長官の発言は騒ぐほどの内容に聞こえません。
「慰安婦問題の解決につき、日韓双方に、なすべき事はまだある。」
これだけの記事です。しかし日本政府は、即刻米政府に懸念を伝えました。平成27年に締結した日韓合意での、「最終的かつ不可逆的な解決」に対し、米国が韓国側に同調していると見られたからです。日韓合意の白紙化を主張する文在寅大統領は、これを米国からの支援と受け止め意を強くしています。
米国は一貫して日韓合意を支持していると言いながら、一方でティラーソン氏の発言があるので、辻褄が合いません。ワシントン発の共同通信の記事では、次のように書いています。
・トランプ政権は、平成27年の日韓合意を歓迎する立場だ。
・だが同時に旧日本軍による、性的目的による女性の人身売買は、ひどい人権侵害だとの考え方も堅持し、日韓双方に和解を促す姿勢も積極的に見せている。
朝日新聞の捏造と誤報が明らかになって以来、日本人の多くは韓国の言う「慰安婦問題」は、「売春婦問題」として終わったと考えています。しかし朝日新聞は国内で誤報を認め、責任を取って社長を交代させましたが、世界に向かっては「捏造と誤報」の訂正をしていません。
国民に対して解決したように見せながら、朝日新聞だけでなく政府も外務省も、米国や他国に対しては誤報の訂正をしていません。女性への酷い人権侵害という意見は、オバマ政権内でも浸透して、異を唱えた安倍総理がオバマ氏に冷たくあしらわれたことが忘れられません。
なぜ政府と外務省は、これほど「慰安婦問題」に及び腰なのか。昨日の「ねこ庭」で書いた言葉が、今も生きている確信を得ましたので再度紹介します。
・エホバの塔は、日本とアメリカで互いに不都合な事実を隠しあい、何も知らない信者を騙しています。
・政治も国民に知らされないだけで、「日本の闇」と「アメリカの闇」が繋がっているのではないかと、「ねこ庭」は庶民の知恵で思考します。戦勝国アメリカに統治されて以来、日本の指導者と国民の多くが日本人の魂を失いました。
米国長官の一言で、日韓両政府が喜んだり落胆したり、アメリカが強国とは言いながら、どうしてここまで振り回されるのでしょう。先の日韓合意も、オバマ大統領の意向があったから、安倍総理が決断したと言われています。平昌オリンピックへの出席も、アメリカの強い意向があったため総理が決意しました。
敗戦以来の日本の立場、あるいは韓国も同様に、米国のアジア意向を無視しては、動けない状況が続いているということになります。国民は、安倍氏の弱腰や妥協を責めるだけでなく、今も続く「米国属国」の現実を、もっと知るべきでしょう。
平成27年の日韓合意について外務省は、韓国と日本国民に別々の説明をしていると聞きました。「玉虫色の文言」なので、双方が都合の良い解釈ができるのだそうです。
「玉虫色の文言」であることを、日韓両政府もアメリカも知っていますが、互いにそこには触れません。事実が日韓の国民に明らかになれば大騒ぎになるので、政治家たちが避け、マスコミも報道しません。
「慰安婦問題」に深入りすれば、返り血を浴びるのは韓国と米国です。
韓国はベトナム戦争時に、ベトナム女性の暴行、虐殺をしており、米国は朝鮮戦争時に韓国女性を慰安婦にしました。韓国政府が女性と設備を、米軍に提供しています。隠していた事実が世間に漏れているため、韓国と米国が協力し日本を黙らせようとしています。
これが、「ねこ庭」から見える「慰安婦問題」の風景です。
ワッチタワーが、日本の教団と意を通じ明石氏を抹殺したと同じ構図で、米韓の政府が、自国の「慰安婦問題」を無いものにしています。日本は米国に逆らえない「属国」ですから、事実を明らかにする勇気はありません。
総理の弱腰だけを責めるのでなく、
「日本の戦後はまだ終わっていない。」
「日本はまだ、アメリカの属国のままだ。」
という現実を国民が肝に銘じ、「憲法改正」をしなければなりません。日本独立のための道は、憲法を改正し自衛隊を軍隊と位置づけ、国防の任につかせることです。国内の米軍基地を無くし、沖縄の米軍も縮小するにはこれしかありません。
「九条を守れ。」「平和憲法を守れ。」「安倍を許すな。」
このようなことを叫んでいる人々は米国軍の駐留を固定化し、日本の独立を阻んでいます。本人たちがどこまで分かっているのか知りませんが、喜んでいるのは、結局アメリカです。
武士道精神を持つ無敵の軍隊が消えたままですから、中国や韓国・北朝鮮、あるいはロシアも、喜んでいるのかもしれません。
ちっぽけな国なのに世界を相手に戦い、陛下の言葉でしか終戦を受け入れなかったのですから、日本の軍隊が甦ったらと、敵対国はそれを恐れています。「お花畑」の住民が念仏を唱え続けていることを、彼らは歓迎しています。
「九条を守れ。」「平和憲法を守れ。」「安倍を許すな。」
「自分の国を大切にしましょう。」
「ご先祖様を、敬いましょう。」
「私たちが愛国心を取り戻せば、日本の独立が取り戻せます。」