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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

世論に倒される内閣 ( 息子たちへ贈る言葉 )

2018-03-27 15:45:06 | 徒然の記

 今日の千葉日報を読みますと、岩波書店どころでなくなりました。

 「首相、昭恵夫人の説明拒否」「私が責任持ち答弁」

 「昭恵夫人含め招致必要 ( 野田前首相 ) 」「佐川氏、今日証人喚問」

 「野党息合わせ、波状攻撃」「焦る自民、長期化を懸念」

 「森友文書改ざん、今日証人喚問」

 「佐川氏指示と認識 (地検特捜部に、財務省職員)」

 「質問はねつけた佐川氏」「強気の答弁、政権が尊重」「発覚以後、評価一転」

 このところ毎日のように、大きな活字が紙面を飾り、安倍総理への批判が続いています。

 国会討論をテレビのニュースで見ると、野党議員が、総理と麻生氏を責めていました。米国と北朝鮮が直接対話をするのか、あるいは、韓国の文大統領が言うように、日本抜きの「米・朝・韓」の会談になるのか。

 軍事力行使を含む、危険な情勢です。

 中国では、習近平氏が終身主席の体制を作り、これまで以上の強権政策を続けようとしています。ロシアでは、プーチン氏が、これもまた圧倒的得票で、長期政権を手にしました。

 トランプ氏もプーチン氏も、習近平氏も、彼らは皆、軍事力を背景に、自国の利益のため政治を行います。三人の指導者に共通しているのは、彼らが愛国心を前面に出し、国民の支持を集めているところです。

 さらに共通点を言いますと、彼らには「弱い日本」がいてくれることが、好都合なのです。しかも彼らは、安倍首相よりはるかに独裁的で危険な指導者です。

 私が記憶している限りでは、去年の3月以来、安倍内閣を攻撃するマスコミの報道が、続いています。

 憲法改正を掲げる安倍氏が、圧倒的国民の支持を得て衆議院選挙に勝利して以来、マスコミが安倍氏を叩き始めました。全国のテレビ、新聞、週刊誌、雑誌と、全てが同じ調子で、安倍政権の不都合さを突き始めました。

 犯罪でもなければ、事件でもないものを、あたかも不正な闇であるように、悪意のごまかしがあるかのように連日報道しました。

 世界情勢が日本にとって危険な状態である時に、狙ったようになされるのですから、「外国のさしがね」があるのではないかと、そんな疑いを持つ保守の言動も出てくるのでしょう。

 もしかしたらNHKや朝日新聞など、反日・売国のマスコミや、反日・左翼の野党議員は、外国のために働いているのかもしれません。

 しかし「ねこ庭」にしてみれば、現在は、そのようなことはどうでも良いことと思えてなりません。試されているのは、国民自身、私たち自身です。

 息子たちのために、今日は、民主主義のイロハから、復習してみましょう。

 民主主義の国では、国民の多数の支持を得た政党が政権を担います。ですから、民主主義の国で、一番大切なのは「選挙」です。議員たちが最も恐れるのは、選挙民の反対と、強い批判です。選挙民にそっぽを向かれると、落選してしますから、議員の泣き所がここにあります。

 ここからが重要な話になります。

 「選挙民の支持」や「国民の支持」は、どこで分かるのでしょう。それは、私たちがよく知っている、「内閣支持率」と「政党支持率」の数字です。議員たちが最も気にしている数字です。彼らは、この数字で一喜一憂し、政治家としての人生を判断します。

 誰もが知っていることですが、「支持率」を調査し、発表するのは、マスコミです。全国規模での世論調査を好きな時にやれるのは、巨大組織のマスコミにしか出来ません。

 国民が賢くなり、マスコミをさほど信じなくなりますと、今までのようにはいきませんが、マスコミはまだ「内閣支持率」や「政党支持率」を作り出す力を持っているということです。

 公共放送のNHKを除けば、マスコミは全て営利会社ですから、利益のために動きます。1人でも多くの人が買ってくれる新聞、多くの人が見てくれる番組を、作ろうと頑張ります。

 マスコミ業界の常識は、、国民が一番喜ぶものがスキャンダルであるということです。学者でもスポーツマンでも芸能人でも、スキャンダルが大きければ大きいほど記事が売れ、番組の視聴率が上がります。

 政治家についても同じことで、派手なスキャンダルほど、マスコミの金儲けになります。

 「国民ために、真実を報道をする。」

 「健全な民主主義のため、社会の木鐸となる。」

 気高い社是を掲げている会社でさえ、スキャンダルでの金儲けに走っています。スキャンダルがなければ、作ってでも報道する会社もあります。これが、時々表に出る「やらせ事件」で、朝日新聞もNHKもこれまで何度か、これで失敗しています。

 スキャンダルという言葉を使うと、エロ・グロ・ナンセンスの話と思われがちですが、真実らしく、正義らしく、礼儀正しく語られるスキャンダルが無数にあります。

 大手マスコミが提供するスキャンダルは、国民の意識に影響し、時間が経てば世論となり、「内閣支持率」や「政党支持率」を動かします。だからこそマスコミは、「第四の権力」と言われたりします。

 息子たちには、世界のどこの国にも似た状況があることを、常識として欲しいのです。

  今、安倍内閣が倒れることは、日本には大きなマイナスです。憲法改正と女系天皇反対を公言する、後継総理がいないからです。絶大な権力を持つアメリカ、中国、ロシアの指導者と、臆せずに向き合える総理が残念ながら育っていません。

 それだから反日のマスコミと野党が、総理を倒そうと頑張るのでしょう。

 息子たちに本音で語るとすれば、安倍氏の弱点は「昭恵夫人」です。この自由奔放な女性を放任していた、無責任さと無能です。彼女を国会に呼べば、どんなことを言い出すのか。それこそ国がひっくり返るような話を、悪びれることなく喋るの可能性もあります。

 法律的に夫人の行為が無罪だとしても、総理が夫人をかばう限り、マスコミは「説明責任を果たしていない」と、スキャンダル報道が永久にできます。

 それを知っているから、野党の議員も執拗に国会で追及します。これを続けながら、そのうちマスコミが得意の世論調査をまたやるでしょう。

 「内閣支持率ダウン ! 」

 「自民党支持率 大幅低下」

 こういう文字が踊り出すと、自民党の議員の安倍総理離れが始まります。

 「こんな総理の下では、とうてい選挙が戦えない。」

 人気のない総理が解散をしたら、選挙での当選がおぼつかなくなるから、議員たちの言葉はいつも同じです。強いはずの総理もこうした内部の離反で、足元から崩れます。

 反日野党の議員と、マスコミが狙っているのは、ここです。

 果たしてそうなるのか、どうか。「ねこ庭」は今、自民党にも野党にも、マスコミにも、言いようのない嫌悪感を覚えますが、もし今、腐れマスコミの世論調査を受けたら、安倍氏への怒りがあっても次のように答えます。

    安倍内閣を支持しますか ?          支持する  ( しかない  )

       野党を支持しますか ?      支持しない ( 未来永劫  )

       支持する政党はどこですか。  保守・自民党  ( しかない  )

 今の日本は「内乱」状態だと、そう言った人がいます。気持ちは同じなのですが、負けず嫌いなので、日本が再建されるための「混乱」だと、答えました。

 長い歴史の中では、こんなことが幾らもあるはずです。「内乱」でも「混乱」でも、幕末の騒乱を思えばたじろぐ必要があるでしょうか。

 楽天的で、おめでたいと笑われても、「ねこ庭」はご先祖さまを信じています。ですから息子たちに贈るのは、先日読んだ本の著者である富田健治氏の言葉です。

 「日本の歴史、伝統、そして祖先を忘れて、何処に自分があるか。」

 「私はこの夏、欧米を回遊して、一層その感を深くしたのである。」

 すでに故人となっている氏は、信じられるご先祖さまの一人です。

コメント (4)
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