ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

「企業団体献金禁止法」 - 3 ( 敵は本能寺にあり )

2024-12-08 18:01:24 | 徒然の記

〈 上位5政党の収入と政党交付金 〉

               令和5 年政党収入    令和5 年政党交付金        議員数

  1位 自民党       226億円                    159億円      70%             305人

  2位 共産党              195億円                       0億円             21人

  3位 公明党       102億円                       27億円      26%               52人

  4位 立憲民主         80億円                      68億円      86%            193人  

  5位 日本維新         43億円                      34億円      79%               53人

     国民民主党    -                    11億円                          44人

     れいわ新選組   -                    6億円                         11人 

     社会民主党    -                    3億円

               参 政 党      -                        2億円

                                                               合計 315億3651万円

 企業・団体献金の禁止を主張している党は、立憲民主党、日本維新の会、れいわ新選組、共産党です。反対しているのが自由民主党で、立場が曖昧なのが公明党、野党4党の提案に疑問を投げかけているのが国民民主党でした。

 上記の表に、各党の衆参両院の議員数を追加してみました。データが衆議院は令和6年11月、参議院は令和4年6月とズレていますが、概要を掴むためなので我慢しようと思います。

 議員数に比例して政治活動費が増えるのですから、この表から見えるのは、議員数が二桁しかない共産党と日本維新の会とれいわ新選組が、自由民主党の政治活動費に難癖をつける資格に疑問が生じます。

 彼らが批判すべきなのは、52人の議員数で102億円の政治活動費を使っている公明党と、たった21人の議員が195億円使っている共産党ではないのでしょうか。

 あるいはその逆の理由で、193人も議員がいる立憲民主党が、80億円の収入で活動している不自然さの方ではないでしょうか。

 新聞やテレビの報道を見たり聞いたりしている分には気がつけませんが、立ち止まって数字を並べるとこれだけの疑問が見つかりました。

 マスコミも学者も評論家も、批判の相手は自由民主党で、しかも安倍派の議員に集中しています。「ねこ庭」の疑問に的外れなものが含まれているとしても、常識に照らして、この空気はどこかおかしいと言う気がします。

 反論すれば激しいバッシングがくる風潮になっていますので、自由民主党は石破首相以下何も言わずに聞き入っています。

 石破首相

  ・丁寧に野党の意見を聞きながら、国会を運営したい。

 野田代表

  ・自民党を過半数割れに追い込んだ結果、どういうことが起こるのか、国会活動を通して国民に示したい。

 国会開会の翌日首相と野田氏が語った言葉ですが、その通りの状況になっています。言うべきことも言わず、自分の立場を守るだけでは日本の国が守れませんよと、石破首相にだけでなく、同じ言葉を3人の長老へ贈りたいと思います。

 「アメリカの関与」に負け、日本人の魂を失った3長老も首相と同じ責任があります。菅氏は国民と安倍氏の信頼を裏切ったための自責で、心を病んでしまったのかもしれませんが、残るお二人の長老・岸田、麻生両氏には願いを込めて言葉を贈ります。

 言うべきことも言わず、自分の立場を守るだけでは日本の国が守れませんよ。

 敵は本能寺にあり、敵は弱小野党ではありません。敵はアメリカの政権内にいて「日本の弱体化」を狙っている反日勢力です。

 「ねこ庭」は、次回も孤独の検討作業を続けることになります。

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「企業団体献金禁止法」 - 2 ( 各政党の収入の検討 )

2024-12-08 11:26:37 | 徒然の記

 本日は、コメントなしに検討作業に入ります。データは主としてウィキペデイアからです。 

〈 上位5政党の収入と政党交付金 〉

               令和5 年政党収入    令和5 年政党交付金

  1位 自民党       226億円                    159億円      70%

  2位 共産党              195億円                       0億円

  3位 公明党       102億円                       27億円      26%

  4位 立憲民主         80億円                      68億円      86%

  5位 日本維新         43億円                      34億円      79%

     国民民主党    -                    11億円

     れいわ新選組   -                    6億円

     社会民主党    -                    3億円

               参 政 党       -                      2億円

                                                               合計 315億3651万円

 国民民主党以降はデーターがなかったので、空欄にしています。政党交付金の合計は、表示していない政党の分も含めた合計金額です。国民が収めた税金から支出されています。%は、収入に占める政党交付金の割合です。

 共産党の195億円も不思議ですが、公明党の102億円も不思議です。政党交付金を引いた残りの75億円はどこからの収入なのでしょう。

 自由民主党は収入から政党交付金を差し引いた残りの87億円が、いわゆる企業・団体献金なのだろうと思いますが、公明党は自由民主党に匹敵する企業団体献金があると言うことなのでしょうか。

〈 令和5年共産党の収入内訳 〉

   赤旗・書籍等事業収入  153億円

   地方機関からの納付金     31億円

   党  費         5億円

   個人寄付         5億円            合計 194億円

 共産党の収入はやはりメインが機関紙「赤旗」の売り上げです。ここで生じる疑問が三つあります。

 一つ目は、「赤旗の収入」は何故企業献金にならないのかと言うことです。

 二つ目は、「赤旗」の発行には印刷所の建物の減価償却費、維持費としての水道・光熱費、働いている人々の人件費、発送に係る運搬費等の諸経費、更に世界と全国各地で取材をしている記者の人件費などかかかっています。

 こうした諸経費を差し引かずに、「赤旗の売上」をそのまま党の収入にするのは妥当なのかという疑問です。 三つ目の疑問は、地方機関からの納付金31億円の内容ですが、ここには団体献金は含まれていないのでしょうか。

 これらの疑問が以後の検討でどこまで明らかにできるか、自信はありませんが、続けてみたいと思います。

 自由民主党は多数を与えた国民の負託の重さを忘れ、数に奢って利権に腐敗した面が多々ありますので、マスコミや他党から批判・攻撃されても当然と考えていますが、だからと言って他党は何も批判しないのではおかしな話になります。

 政治の世界は、「ぬたきと狐の化かし合い」の側面があるのですから、自由民主党だけを悪者にするのは庶民の常識に反する気がしてなりません。

 次回からの検討は、国民の信託の重さを忘れた忘恩の自民党を弁護するためでなく、是々非々の立場で学徒がする作業とご理解頂ければと願っております。

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