〈 上位5政党の収入と政党交付金 〉
令和5 年政党収入 令和5 年政党交付金 議員数
1位 自民党 226億円 159億円 70% 305人
2位 共産党 195億円 0億円 21人
3位 公明党 102億円 27億円 26% 52人
4位 立憲民主 80億円 68億円 86% 193人
5位 日本維新 43億円 34億円 79% 53人
国民民主党 - 11億円 44人
れいわ新選組 - 6億円 11人
社会民主党 - 3億円
参 政 党 - 2億円
合計 315億3651万円
企業・団体献金の禁止を主張している党は、立憲民主党、日本維新の会、れいわ新選組、共産党です。反対しているのが自由民主党で、立場が曖昧なのが公明党、野党4党の提案に疑問を投げかけているのが国民民主党でした。
上記の表に、各党の衆参両院の議員数を追加してみました。データが衆議院は令和6年11月、参議院は令和4年6月とズレていますが、概要を掴むためなので我慢しようと思います。
議員数に比例して政治活動費が増えるのですから、この表から見えるのは、議員数が二桁しかない共産党と日本維新の会とれいわ新選組が、自由民主党の政治活動費に難癖をつける資格に疑問が生じます。
彼らが批判すべきなのは、52人の議員数で102億円の政治活動費を使っている公明党と、たった21人の議員が195億円使っている共産党ではないのでしょうか。
あるいはその逆の理由で、193人も議員がいる立憲民主党が、80億円の収入で活動している不自然さの方ではないでしょうか。
新聞やテレビの報道を見たり聞いたりしている分には気がつけませんが、立ち止まって数字を並べるとこれだけの疑問が見つかりました。
マスコミも学者も評論家も、批判の相手は自由民主党で、しかも安倍派の議員に集中しています。「ねこ庭」の疑問に的外れなものが含まれているとしても、常識に照らして、この空気はどこかおかしいと言う気がします。
反論すれば激しいバッシングがくる風潮になっていますので、自由民主党は石破首相以下何も言わずに聞き入っています。
石破首相
・丁寧に野党の意見を聞きながら、国会を運営したい。
野田代表
・自民党を過半数割れに追い込んだ結果、どういうことが起こるのか、国会活動を通して国民に示したい。
国会開会の翌日首相と野田氏が語った言葉ですが、その通りの状況になっています。言うべきことも言わず、自分の立場を守るだけでは日本の国が守れませんよと、石破首相にだけでなく、同じ言葉を3人の長老へ贈りたいと思います。
「アメリカの関与」に負け、日本人の魂を失った3長老も首相と同じ責任があります。菅氏は国民と安倍氏の信頼を裏切ったための自責で、心を病んでしまったのかもしれませんが、残るお二人の長老・岸田、麻生両氏には願いを込めて言葉を贈ります。
言うべきことも言わず、自分の立場を守るだけでは日本の国が守れませんよ。
敵は本能寺にあり、敵は弱小野党ではありません。敵はアメリカの政権内にいて「日本の弱体化」を狙っている反日勢力です。
「ねこ庭」は、次回も孤独の検討作業を続けることになります。