ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

女性皇族の考え「理解を」- 5 ( 宮様の「ご発言 」解釈)

2024-12-16 17:41:23 | 徒然の記

 「テレ朝 ニュース」の記事から、3つの検討項目を見つけました。

 1.   高島彩キャスター

  ・秋篠宮さまは会見で、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について言及されました。

 2.   板倉朋希アナウンサー

  ・その中間報告では、皇族数の確保のため女性皇族が結婚後も皇室に残る案について、『おおむね共通認識が得られた』としていますが、いまだに結論は出ていません。

 3.   名古屋大学の河西准教授  :

   ・今回秋篠宮さまは、「皇室の制度にかかわる発言は控える」とした上で、かなり踏み込んだ発言をされた。

  ・皇族も人生設計に大変困るということで、もどかしさがあるのではないのでしょうか。

 高島キャスターが、「宮様は女性皇族が結婚後も皇室に残る案について述べられている」と説明しています。つまり宮様の真意は、「 女性皇族 ( 女性宮家 )」案であると示唆しています。

 板倉アナウンサーの説明は高島キャスターに合わせる形で、衆参両院の議長と各党代表者らの協議で、皇族数の確保のため女性皇族が結婚後も皇室に残る案について、『おおむね共通認識が得られた』と言い、まだ結論は出ていませんと説明を続けています。

 二人の説明を読む読者は、どのような印象を受けるのでしょうか。ここが重要なポイントになりますが、「ねこ庭」は次のような印象を受けました。

  ・宮様は女性宮家を望んでおられ、国会での与野党協議でもその方向で話が進んでいるようだ。

 「ねこ庭」は、注意深く曖昧な宮様の「ご発言」を「女性皇族」の意向と解釈した高島キャスターの大胆さに驚かされました。彼女の説明が明確であるため、続く板倉氏の説明が「女性皇族」案優勢というふうに読めてしまいます。

 さらに重要なポイントが、川西准教授の説明にもあります。前回氏は未成年皇族の方の公務のパターンを、3つ説明していました。

  1.  のパターン  ・・・佳子内親王

   国内の大学に通いつつ、公務をやっていく

  2. のパターン  ・・・愛子内親王 

   国内の学校に通いつつも、学業に専念して公務は卒業後に行う

  3. のパターン   ・・・悠仁親王  ?

   外国に行くとなると、国内の公務は難しくなりますので、帰ってきた後に(公務をされる)というパターンになるのかな

 3パターンの説明をした後、氏が述べるのが次の推測です。

  ・もし悠仁様が外国の大学へ進学されるとなれば、悠仁様に期待されている公務が残っている方々に回るだろう。その上、愛子様も佳子様も結婚適齢期になられており、このまま身分が決まらないのであれば、公務の実行がおぼつかなくなる。

  ・皇室の制度については言わないが、女性皇族の立場をハッキリさせないと結婚など、自分たちの人生設計ができなくなる。

 川西准教授もここまで明確に説明していませんが、「ねこ庭」の推測で氏の「推測」を考えますと、下記言葉の辻褄が合います。

 3.   名古屋大学の河西准教授  :

   ・今回秋篠宮さまは、「皇室の制度にかかわる発言は控える」とした上で、かなり踏み込んだ発言をされた。

  ・皇族も人生設計に大変困るということで、もどかしさがあるのではないのでしょうか。

 つまり氏の意見は、宮様の「ご発言」を引用しながら、一日も早く「女性皇族 ( 女性宮家 ) 」を決めないと間に合わなくなる、ということになります。 

 ここまで読むと、河西准教授、高島キャスタ、板倉アナウンサー3人の意見が「女性皇族 ( 女性宮家 ) 」で一致したという解釈になると思いますが、他の方々はどう考えられるでしょうか。

 さて次の推測が、「アメリカによる三段階の関与」と同じく、「ねこ庭」独特の作業になります。多数の方々が肯定されないであろう、「孤独の作業」です。偏見でなく、学徒の客観的作業と自分では考えています。

 宮様の言葉を大胆に解釈した3人は、どういう人物なのだろうか。

 浮かんだ疑問が、これでした。特別な検討をするのでなく、いつものようにウィキペディアに助けを求めます。准教授の川西氏はあるとしても、ANNのキャスターとアナウンサーの情報があるだろうかと心配しましたが、さすがはウィキペディアです。

 次回は3人の情報を、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に紹介いたします。 

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女性皇族の考え「理解を」- 4 ( 「テレ朝 ニュース」の記事 )

2024-12-16 13:33:52 | 徒然の記

 「テレ朝 ニュース」の記事を、紹介しながら検討します。まず書き出しの部分です。

  ・59歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さま。誕生日に際し会見で、今年18歳の成年となった悠仁さまや、佳子さまへの思いを述べられました。

 ( ) 内に「サタデーステーション」の11月30日OA記事であると註書きし、文章は宮様へ敬語を使っています。

 日付が前後したり、新しいタイトルや人物が出てきたりで、記事の組み立てがよく理解できませんのでそのまま紹介します。

 ■成年皇族となった悠仁さまへの思い

 秋篠宮さま(11月30日公開)

 「親の立場で見ると、本当についこの前までチャイルドシートに乗っていた子供が、もう成年なのかと思うと、実に時の流れが速いということを実感いたします。」

 「今恐らく最も忙しい時期ですね。高校3年生の秋ですから、多くの高校3年生と同じように毎日を忙しく過ごしています。進路については、これはもちろん話し合うことはあります。」

  ・話し合いをしていることを明かされた『進路』の問題。どのような進路を選ばれるのでしょうか。

 ■悠仁さまの進路と公務 どうなる?

  ・幼い頃から自然と親しみ、秋篠宮さまと共に昆虫採集などをされてきた悠仁さま。現在では昆虫や自然環境などに興味を持ち、課題や研究に取り組まれているといいます。

  ・大学ではこうした『自然誌』分野を学びたいと、希望されているといいます。今週行われた別の会見で秋篠宮さまは、ご自身の経験もふまえこうも述べられました。

 秋篠宮さま(11月25日)

 「長男には、海外で学ぶ機会を得てほしいと思っています。」

 「今暮らしている所と違う場所、また違う文化の所に行って、そこから日本を見つめ直すこともできましょうし、また、その機会を使って、いろいろな所を回って、見聞を広めるという意味でも大事だと思います。」

  ・学習院大学を卒業後、およそ2年間イギリスのオックスフォード大学大学院へ留学された秋篠宮さま。天皇陛下も同じく学習院大学を卒業後、オックスフォードへ留学されています。

  ・皇室に詳しい河西准教授は、今後複数の選択肢が考えられるといいます。

 名古屋大学 河西秀哉准教授

 「秋篠宮さまとか天皇陛下も含めて、お姉さんたちは大学に通いながらも公務を担っていたので、1つは(国内の)大学に通いつつ、公務をやっていくというパターン」

 「国内の学校に通いつつも、学業に専念して公務は卒業後に行う。これは愛子内親王のパターンですよね、そのパターンが2つあると思います」

 「もし(大学から)外国に行くとなると、国内の公務っていうのは難しくなりますので、帰ってきた後に(公務をされる)というパターンになるのかなと」

 ■皇族減少で女性皇族の扱いは…『皇族は生身の人間』

 ・悠仁さまの進路とあわせてみえてくるのが、『公務の担い手不足』の問題です。

 秋篠宮さま(11月30日公開)

 「成年後、実際にはもうちょっと後が多いと思いますけれども、いろいろなところから声が掛かることが予想されます。」

 名古屋大学 河西秀哉准教授

 「悠仁親王は久しぶりの男性皇族の成人になるわけですね、新しい感性のもとに、前の世代とは違った役割を担っていくってことが期待されるんじゃないか」

 ・こうした中、女性皇族が結婚後も皇室に残る案が検討されています。

 ・佳子さまにも関わることに、秋篠宮さまは、制度への言及は控えるとした上で、『該当する皇族は生身の人間なわけで、宮内庁の然(しか)るべき人たちは、

 ・その人たちがどういう考えを持っているかということを知っておく必要があるのでは』と述べられました。

 ■“皇族数確保策”の議論 5月から国会で協議も…

 高島彩キャスター

 ・秋篠宮さまは会見で、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について言及されました。どんな議論が進んでいるのでしょうか。

 板倉朋希アナウンサー

 ・現在、成年皇族は16人いらっしゃいますが、皇位継承資格のある男系男子は、常陸宮さま、秋篠宮さま、そして悠仁さまの3人です。

 ・“安定的な皇位継承の在り方”について、今年5月に衆参両院の議長、そして各党の代表者らが協議を行い、

 ・その中間報告では、皇族数の確保のため女性皇族が結婚後も皇室に残る案について、『おおむね共通認識が得られた』としていますが、いまだに結論は出ていません。

 ・名古屋大学の河西准教授は、今回秋篠宮さまの発言について、「皇室の制度にかかわる発言は控えるとした上で、かなり踏み込んだ発言をされた。

 ・皇族も人生設計に大変困るということで、もどかしさがあるのでは」という見解を示しています。

 高島彩キャスター

 ・今後も議論がどのように進んでいくのか、私たちもしっかりと目を向けていかなければいけません。そして12月1日は、愛子さまが23歳の誕生日を迎えられます。

 以上で紹介を終わりますが、同じ「宮様のご発言」を扱っても、記事の内容がこんなに違うのかと驚かされます。各社の記事を読み比べると、「報道の自由」というより「報道の放縦」でないかという気もしてきます。

 「ねこ庭」のように時間に余裕のある者でない限り、各社の記事の読み比べはできません。1社の記事を読むのが普通ですから、これで正しく事実の把握ができるのでしょうか。

 記事の紹介を先にしましたので、次回から検討作業に入ります。

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