ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

自由民主党への疑問 - 6 ( 箕輪氏の意見とスーパーメジャー )

2025-01-28 10:19:58 | 徒然の記

 「サステナブル・ブランドジャパン」に掲載された箕輪氏の意見の続きです。 

  ・中でも、これまで石油事業で財を成した、米有力財閥ロックフェラー家が管理する基金「〈ロックフェラー・ファミリー・ファンド〉が、化石燃料関連への投資を中止すると発表したことは、驚きをもって受け止められた。

  ・同ファンドは、石炭や、カナダのオイルサンドの保有資産を処分するほか、「米石油メジャーの、エクソンモービルの株式も売却すると発表している。

  ・同ファンドは声明で「国際社会が化石燃料の使用削減に取り組む中、こうした企業への投資を続けることは、金銭面でも倫理面でも道理に合わない。」と説明した。

 トランプ大統領を交代させたのは、世界に二つあるユダヤ系資本の一方だと言われています。ロックフェラー家はユダヤ人ではありませんが、トランプ降ろし側の財閥メンバーだったことはアメリカでは周知の事実だそうです。

  ・米金融大手のJPモルガン・チェースも、3月、世界中の未開発炭鉱への新規融資を行わず、新たな石炭火力発電所への融資もしないなど、広範囲な石炭産業からのダイベストメント ( 撤退  ) を発表した。

  ・同行が石炭採掘からだけでなく、石炭火力発電所からの投資撤退についても言及したことは、注目される。

 アメリカ政府を動かす国際金融資本ですから、米国の従属国である日本政府が、後を追うのは当然の話になります。

 「SDGs ( 持続可能な開発目標 )の推進 」「カーボンニュートラル ( 脱炭素社会 ) の実現」「ガソリン車から電気 ( EV )」車へ」「環境にやさしい再生可能エネルギー」などなど、毎日のマスコミ報道がこの動きを加速させています。日本の政治家や役人がやっているのでなく、アメリカの大きな勢力が発信源でした。
 
 一般的に「スーパーメジャー」と呼ばれているのは、下記の6社です。情報は古いのですが、円換算の売上高のデータを見つけました。
 
 シリーズの2回目に紹介した昨年度 (令和6 ) 日本が海外に支払った「輸入エネルギー代金」を思い出すと、108兆7901億円です。スーパーメジャー以外にも支払っていますが、それでも日本が自前のエネルギーを開発して買わなくなったら、彼らには大打撃ではないでしょうか。まして日本がそれを他国へ販売し始めたら、営業妨害になります。

  〈 スーパーメジャー  6社 〉

       1. エクソン・モービル  米国   平成26年の売上高・46兆円

    2. ロイヤル・ダッチ・シェル  イギリス、オランダ  平成26年の売上高・49兆円

    3. BP ( 旧ブリティシュ・ペトローリアム )  英国   平成26年の売上高・42兆円

    4. シェブロン  米国       平成26年の売上高・23兆円

    5. トタル    フランス      平成26年の売上高・27兆円

    6. コノコフィリップス  米国       平成26年の売上高・6兆円

 ここまできますと、踏み込んだ検討課題の大きさに怯まず、反対に行き着くところまで行きたくなりました。
 
 安倍元首相が暗殺された今、青山氏一人に頑張らせて済む問題でなく、これはそのまま「皇室護持」「憲法改正」と並ぶ、日本国民の課題ではないかと思います。
 
 推測でしか言えないのが残念ですが、青山氏に代わって、大胆な意見を述べます。

  ・アメリカの巨大資本と「スーパーメジャー」は、なぜこれほど一斉に石油・石炭企業から撤退したのか。

  ・COP21パリ会議の宣言は口実で、目的は無尽蔵に存在する日本の「自前資源開発」妨害作戦だったのではないか。
 
  ・開発を止めそうにない安倍氏は、この時から邪魔者となったのではないか。
 
 財務省の政財界支配程度に驚いている日本人には、とんでもない陰謀論に聞こえるかも知れませんが、彼らがこれまで世界でやってきたアコギな行動を知っていれば、やりそうなことではないでしょうか。
 
 アメリカの巨大資本と「スーパーメジャー」は、自分の手を汚さずに金の力で色々な組織を動かし、王様でも大臣でも政府の重要人物でも始末してきました。
 
 これ以上言うとgoo事務局から警告を受けそうなので止めますが、以上が「ねこ庭」がする大胆な意見です。状況証拠だけですから、信じて欲しいとは言いません。
 
 次回はアメリカの巨大資本と「スーパーメジャー」の動きを受けて、日本の業界と政界、学界、マスコミがどのように動いたのかを検討します。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自由民主党への疑問 - 5 ( 平... | トップ | 自由民主党への疑問 - 7 ( ア... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

徒然の記」カテゴリの最新記事