おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

台風18号の到来

2009年10月08日 | 暮らし
台風18号が上陸、あちこちで被害が発生している様子。
そして今日夕方はここ岩手にやってくる予定・・・
昨日は暗くなるまで稲刈りに大忙しの近所の農家さんたちでした。



自然と向き合う仕事は大変です。

防災対策は何もしていないわが家、

土砂崩れは大丈夫?
夫は八幡平の山中の現場に向いました。

停電になったらどうしよう?
なんだか今にも電池が切れそうな懐中電灯がひとつ。

食糧は十分だっけ?
お米はあるけど精米してない。

しかも台風のまっただ中、北上まででかけるという予定を決行しようとしている私です。 
「本当に行くのお?」と家族になだめられつつも今更変更もできない会議です。


平成19年の台風9号の出来事を思い出しました。

それは9月の初めでまだ稲刈り前の大雨でほとんどの田園が被害を受けました。
実り始めた稲は強風と雨ですっかり倒され多くの農家は大変苦労したものです。

そんな中、稲が倒れずにすんだ田んぼが花巻市の板垣農場でした。
さすがに当の板垣さんもこれには感動したそうです。
板垣農場では疎埴方法と肥料の与え方の工夫で根がしっかりした稲を作っておりました。
どうしたら稲が一番健康に育つかをいつも考えて育てているのです。
有機栽培米は普通より刈り取りが遅い時期になりますが、
今回もきっと大丈夫でしょう!
彼の稲作に対する思いは深いものがあります。
なにしろ宮沢賢治先生が土壌指導をした土地を3代継承して稲作りをしているのですから。

   日ハ君臨シ カガヤキハ
   白金ノアメ ソソギタリ
   ワレラハ黒キ ツチニ俯シ
   マコトノクサノ タネマケリ


ああ、一年かけて手をかけて育てた多くの農作物に多大な被害が被らないように
ひらすら心の中で祈るばかりです。