お恥ずかしい お兄さんとは 呼ばないで

なんと！…子供番組に出演です。
今まで色々の仕事をやってきましたが…これは初めての仕事です。
声での子供番組出演はありますが…顔を出してはありません。

そして今日は…踊りの収録です。
子供のダンサーと…5分程の歌に合わせて踊るのです。
はっきり言って…もう5年以上踊っていない僕です。
（ちなみに5年前のも踊りと云うには…相応しくないモノです）

ワン・フレーズごとに…仮唄に合わせて踊ります。
スタジオには緊張感がみなぎり…流石の僕もフザケテいられません。
まるで人気スターの…プロモーション・ビデオの収録のようです。

ディレクターさんが叫びます…「小野さん！もっとキレ良くね！」
振り付けの先生は笑います…「あの動きが逆です！」
小さなダンサーは言います…「お兄さん！頑張って！」

「お兄さん！」そうなんです…皆は僕を「お兄さん！」と呼ぶのです。
只今○十肩の僕を…「お兄さん！」と声を掛けるのです。
そんなお兄さんは…小さい声で「はい。」と答えます。

リズム感のないお兄さんは…皆の足を引っ張り続けます。
キレの悪いお兄さんは…汗ビッショリで衣装を汚します。
踊り続けるお兄さんは…完全にバテテいます。

何をやってるのか…何も把握しないまま収録は終わります。
果たして…どんな出来か楽しみです。
そしてお兄さん役は…まだまだ続きます。