やっぱりネ お涙頂戴 苦手です

昔『チャンプ』と云う映画を…女の子と一緒に観に行きました。
あまりの悲劇に…僕は嗚咽しながら観ました。
それから数日後…その子とは会わなくなりました。

だからでしょうか？…僕は泣くのがお決まりの映画やドラマは避けています。
勿論毎年…２４時間テレビのスペシャルドラマは観たことありません。
しかし今年のドラマは…チョイ訳ありで知ってっいる御夫婦のお話です。

『君がくれた夏 ガンと闘った息子の730日』を…僕は構えて観ます。
当然タオルは準備万端…片時も放す事はなかったです。
情け無いかなドラマの事前予告から…もう涙していた僕です。

「身体はなくなっても生命は永遠なんだよ」と言った…子供の言葉に涙です。
「頑張れば幸せになれるよ」と言った…主人公の男の子に涙です。
「成仏出来るよね？出来るように頑張る」と言った…直也君に涙です。

僕はワ～ワ～泣き続け…声がカレます。
当然タオルは…びしょびしょです。
だからこの手のお決まりドラマは…観るのが嫌だったのです。

この話の後日談です…担当のお医者は言ったそうです。
「心臓が悪くなったり病気で亡くなったのではありませんよ。
　九年という人生を戦い切って疲れて老衰で亡くなったんですよ。」


もうひとつ…後日談です。
翌朝の僕の目は…12R闘ったボクサーの様に腫れあがっていました。