尾行する はじめてのお使い 心配で

2010年08月07日 | 僕…
街角に…怪しげな主婦です。
電信柱に…身を隠しています。
歳の頃なら…30歳を越した感じです。

完全に…誰かを尾行している感じです。
ゆっくり歩いている僕を…小走りに抜きます。
そして人混みに身を隠し…誰かを探し見ています。

駅のホームで…電車を待つ僕です。
また主婦が現れて…誰かを見ています。
すると主婦の携帯電話がなり…慌てて出ます。

電話の向こうの声を…慎重に聞いています。
「恥ずかしがらないで…誰かにどの電車か聞きなさい。」
そう話す主婦の目の先には…携帯電話で話す小さな子供です。

その子供はリュックをさげ…重装備です。
しかし顔は不安が丸出しの…泣き出しそうな顔です。
どこから見ても…はじめてのお使い今やってますです。

はじめてのお使いの…不安な男の子です。
はじめてのお使いの…心配なお母さんです。
はじめてのお使いの…野次馬の出たがりの僕です。

そこで僕はその子供の前に…暇そうに登場します。
するとシナリオ通り…その子供は不安そうに僕に尋ねます。
「あの~○駅にはどの電車に乗るのですか」と…はっきりした口調です。

僕は細かく…男の子に説明します。
男の子は直ぐに理解をして…礼を言います。
何気なく母親をみると…僕に頭をさげた様子です。

礼を述べる親子を背に…駅を去るお厄介な僕です。

コメント (2)
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