アングラは 今は遠き 僕の思い出

2021年06月25日 | 僕…

芝居を始めたが…芝居に興味がないです。
お堅い芝居を…少し観ていただけでした。
後悔した僕は…何をして良いか解りません。

芝居を観に行こうと…誘ってくれた人がいます。
その為には…お金を貯めてと言われ頑張りました。
週末は昼夜と芝居を見続け…年間100本以上観ます。

そのとき…最初に連れて行って貰った芝居です。
新宿の神社に…赤いテントが張ってありました。
こんな所で芝居をやるのかと…不思議な僕です。

異様な雰囲気の中…異様な芝居が始まります。
登場する人物が…みな異様なテンションです。
その異様な世界に…引き込まれてる僕でした。

そこにオーラ輝く…女優さんが現れます。
しわがれた大きな声で…華奢な姿形です。
話は…この女優さんを中心に進んでます。

「あの人が李礼仙」…連れの人が教えてくれます。
「アングラ芝居の女王」に…僕は初めて遭遇します。
妖艶であり女魔のようであり…引き込まれていきます。

それから…アングラにかぶれた僕です。
でも観るだけで…演じるのは無理でした。
やがて徐々に…アングラから遠ざかります。

今でも…あの衝撃なアングラの女王は忘れられません。
その後映画やテレビで見かけますが…何かが違うのです。
唐十郎作品には…あの女王は欠かせない存在だったのです。

状況劇場『犬狼都市』…僕が女王と出会った作品です。
                    
アングラ女王・李麗仙…
   素敵な芝居ありがとうございました。


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