何と!
ベネチア国際映画祭で、金獅子賞!!!
ならば直ぐ見るしかない。
売れない道化師、アーサー・フランク(ホアキン・フェニックス)
スタンドアップのピン芸人になることが夢。
だが現実は厳しい…
サンドイッチマンをすればガキに蹴り殺されそうになるわ、仕事は失うわ…
のみならず、信じていた人たちに次々と裏切られ追い詰められ、遂に決定的な事件が(汗)
偶発的な出会いが事件に発展し、メディアのダークサイドがその負のループに輪をかけ続ける。
こうして誕生するのが 悪のカリスマ「ジョーカー」
ジョーカーといえば、ヒース・レジャー版が最高(ダークナイト)だと思ってきたが、ホアキン・フェニックス版もなかなか、いい!
最大の驚きは、
ドント・ウォーリー Don't Worry e Won't Get Far on Foot 豪華出演陣のベスト演技を引き出す ガス・ヴァン・サント の技に感服!
ではデブデブだった彼が「超」ダイエットを行い、背中だけで気色悪くみせる痩せっぷり!
この役者魂だけでも既に喜々(鬼気)迫ってる!
ラスト、フランク・シナトラのスローな某曲がかかる中、エンドクレジット。
だが既に圧倒されきっており、曲の妙なスローネスが不気味さが更に加速させ、とても席を立てない(笑)
一方で世界同時公開の中で、本国アメリカでこの映画が社会問題化してるそう(写真)
映画の出来が良い結果、偶発的な事件の連鎖から暴動 に発展するサマが、ただの絵空事とは思えなくなってくるからだ!
ゴッサムという空想のマチのはずなのだが、ここまでリアリティを持って迫ってきたのは初めて!
結論:コミックのキャラのはずが、突き詰めた結果、十二分にリアリティを放つレベルにまで昇華。
強烈な作品ゆえ賛否ありそうな気はしましたが・・・
ホアキンの背中は驚きました!
この演技は本当に素晴らしかったと思います😌
まだまだ捨てたもんじゃないですね!(笑)
それだけ現代アメリカの貧富の差と不公平さが再び広がっているのでしょうね。
ハロウィンでジョーカーだらけにはなりませんように。
前の映画公開時に発生した射撃事件の被害者の関係者の発言とか、
仰るとおりアメリカはピリピリしてます...
あ、「道化死てるぜ!」ってホラーもありました。(笑)