3/3~3/16まで 臨時休館 していた、アーティゾン美術館が再開。
もちろん Chinese Virus の影響。
開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」がまもなく終了のため、恐る恐る訪問。
行ってみれば、人はまばらで全く心配はなかった。
元々は創業者のコレクションを本社の2階で始めたブリヂストン美術館(1952年~)
この建物が高層ビル化し、美術館のサイズも約2倍に。
あえて企業名を外し、アーティゾン美術館としたところに気合を感じる!
展示は4~6階で、上から順番に下る構造。
第1部「アートをひろげる」と第2部「アートをさぐる」から構成。
前回の訪問がいつかは覚えていないが、確かにみたことがある作品群にふれると記憶が蘇る。
代表的なところでいうと、
・ルノワールの色彩が目を奪う「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
・マネの自画像(展示のトップ!)
・ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」
・青木 繁 「海の幸」
etc…
だけでなく、新収蔵品31点が加えられており、これらがまた大充実。
展示会を代表する一枚として取り上げられている、
・カンディンスキー「自らが輝く」(写真)
カンディンスキーはグッゲンハイム他でかなりの鑑賞をしてきたつもりだが、今作はまた素晴らしい。
全体バランスが調和しており、いかにも「自らが輝く」というタイトルのよう。
通常は「無題」や観念的なタイトルが多いカンディンスキーにしては珍しい!
他にも新収蔵品には注目すべき作品が多く含まれており、当ブログ的に特に刺さったのは、
・晩年のロスコの、これまでみたことのない淡い色彩の「無題」
・フランシス・ピカビア「アニメーション」
・デ・クーニング「リーグ」
etc…
今回は恐る恐る行ったので当日チケットだったが、WEB予約もあってそっちの方が安い(笑)
当日1500円に対し、WEBは1100円なのでお得。
まずは予約にトライし… が正攻法ではある。
が、この展示会の期間が ~3/31(火)
当日か、WEB予約か、実に悩ましい...
結論:旧ブリヂストン美術館から全てにおいて大幅スケールアップ、はこんな時期とはいえ、観る価値十二分。