SNS の実感として、21世紀ならではの「”新しい人間関係” を構築している」と日々痺れているワタクシ。
このため、これをうまく表現した本が登場しないか、ワクワクな日々を過ごしている。
そういう中、登場したこの本。
タイトル:ウェブはグループで進化する
サブタイトル:ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」
これは!と、期待して読み始めた。
SNS がもたらす、自分を取り巻く「新」環境を、わかりやすくイラスト図で表現し、具体的イメージを湧かせる表現が続く。
このためページをめくるのにも力がこもってくる。
ところが!
「第4章 人間関係が与える影響」あたりから急激に雲行きがあやしくなり出す(汗)
自分の実感する「”新しい人間関係” を構築している」からかなりズレた表現が連発。
例えばそれは、
「弱い絆は重要な情報源」
そりゃそうなのだが、その情報源だったような情報が、いきなり!自分に大きな影響力を及ぼすこともあるのだ。
そのような表現で言い切ることは、自分にはとてもできない。
そして章の終わりに「人間関係が与える影響」をまとめようとするが、全くまとめになってない!
しかも、その発想が「非常に累計的・旧来的」
これが私にとっては致命傷(笑)
そして駄目押しが続く(笑)
第5章 インフルエンサーという神話。
SNSを通じて、情報を発信できている人間とそうでない人間の明らかな「差」を痛感するに、この章も実感的に大バツ...
その後も(間違ってはいないが)刺さる部分があまりに少ないまま、読了、ちーん。
というわけで期待が大きすぎた分、がっかりな読書になってしまった。
「”新しい人間関係” を構築している」SNSの世界を、的確に表現してもらえる人物が登場しないものか?
(だったら自分で書け!)
| Trackback ( 0 )
|
|