日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

まずメインプロットが鉄板。

若く力のない主人公が、大都会に出て苦労しながら一人前になっていく、というストーリー。

地方→都会、という構図は日本でも海外でも現代社会の基本パターンのひとつなので、共感されやすいのだ!

 

また主人公は警察官と、また違う意味でも映画好きに響く展開。

(古くて恐縮だが)マンハッタン無宿とか、それで派生してできたテレビシリーズ「警部マクロード」(笑)

 

 

しかも行く大都会が凄い。

「ズートピア」と呼ばれる首都?は全ての動物が大小、草食、肉食とか抜きで、大都会生活をしている。

多くの人種ならぬ動物種?が混ざった大都会ならではのダイナミズムが、そこに再現されている。

正にNYの代名詞である、メルティング・ポット、な状態。

もっとも最近NYでは、混ざり合うというよりは変化してきており、「サラダ・ボウル」、と呼ぶそうだが。

(各々が独自に存在する、という表現の方が正しいという判断らしい。変わってきたなNYも...)

こんな感じの凄い街を、気合いの入ったアニメーションで表現しており、思わず「流石ディズニー」となる!

 

こんな大都会では、秩序を守る警察官は当然マスト。

ラビットな主人公は新米警官として、ズートピア警察に送り込まれるのだ!

 

 

ガタイが大きくてナンボな警察官商売の中、当然苦労する主人公ラビット(女性)

田舎出身、動物種、性別など「偏見」「先入観」をぶち破る必要性に問われるのは主人公だけではないところが脚本のうまさ。

その「固定観念」「偏見」「先入観」がフックとなり 大きな陰謀が渦巻くのもいい味!

 

 

 

結論:大都会での成長プロットを、見事にディズニーアレンジした一作。



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著者は 大前研一 氏。

氏の週刊ポストの連載はほぼ毎週読んでいる。

ただ彼が主幹する、通信制のビジネス・ブレークスルー大学には参加していない。

このため、彼の新刊を読んだ時の印象は「既視感」と「新鮮」に分かれる。

 

この本は、そういう点では当たり=「新鮮」

ビジネス・ブレークスルー大学で教えている内容が中心のよう。


この本では、ここだという点を、アービトラージ・ポイント Arbitrage Point と読んでいる。

読みにくいのはこの言葉が元々フランス語だからで、意味は「さや取り」的ニュアンスだが、ここでは「差別化」と解釈しておこう。

さて、読んで刺さったアービトラージ・ポイント「差別化」部分をメモ。

 

・情報格差でサヤを稼ぐ

・固定観念にとらわれず、外からものを見る

 

 旅行会社 ラストミニッツドットコム=ナローキャスティングに特化

 =お客さん。あなただけに…今から2人でパリに安く行こうパック

  価格だけでなく、どう付加価値をつけるか

 

 「空き」をナローキャスティング・ポイントキャスティング

 

 クリーニング屋連携で、気化器を効率活用、なケース

 

・「固定費」を遊ばせておいては、利益は産まない。

  稼働時間を分析して混んでない時には値段を下げてでも稼働率を上げよ

  (なケースもある 当ブログ 笑)

・稼働率を上げるには、ナローキャスティング・ポイントキャスティングの方法で顧客をシールドする

 

 カンニングOK 。

 知識を問うのではなく、レポートや論文を書かせる。ネット上の知識を駆使して、どれだけオリジナルの論を展開できるかに評価軸を変える。

 

・個々のデジタル機器がインターネットなどによってつながり、「デジタルアイランド」が、「デジタル大陸」になりつつあるという現実を認識する

・その上で、「5年後の生活・ライフスタイル」を想像し、そこからサービスや商品に落とし込む

 

 「早送り」の発想 = Googleの動きをヒントにする(笑) 兆し、を読む

 

・全ての「新しい概念」は、既に存在している(世界のどこかにある)と考える。

・小さな「兆し(=ヒント)を捉えて高速の早送りを行い、来るべき未来を想像する

 

 

そして当然登場、という感じで出てきたのは、

 

 空いているものを有効活用する発想 = airbnb、UBER、

 初の地下鉄ロンドン。これも空いているもの(地下)を有効活用 → 常識外れなユートピア、と新聞は書いた(笑)

 

 アイドル・エコノミー idle economy と最近読み替えている

 

・既存の発想にとらわれず、360度の視野で「空いているもの」を探す。

・「働いていない」「使われていない」「空いているもの」を有効活用する。そのためにはネットを使ってユーザーとサービスを結びつける

 

・A と B という2つの方法論がある場合、その中間地点でポジショニングすることで、差別化を図る。

・折衷案ではなく、大きな枠の中にスイートスポットを見つける

 

etc… 面白いキーワードが続出。

 

 

ところが!

最後の章だけは、かなーり 引いた(汗)

そのくだりは、ウィルト・ディズニーが手付かずの湿地帯を見て、ディズニーワールドを構想した、その構想力を絶賛している部分。

 

つい最近、幼い子供がプールの端からワニに引きずり込まれ、死亡した事故が発生したばかりだったので…

そういう教訓のSF映画を何本か思い出してしまったところで読書完了。

自然の力をなめちゃいけない、ということだろうか…

 

結論:この本を鵜呑みにするのではなく、自分が進めているプロジェクトがあるのなら、それに当てはめつつ読むのがマル◯!な一冊。



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NYに行くと、必ず寄っていたレコード屋 Other Musicが驚くべきことに今週末、閉店…

 

NYに行く目的が 一個、完全に消滅!!!

 

あまりのショックに、声も出ない………………



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好評だった来日公演(レポート済)に続き、新譜をリリース。

名曲を現在に甦らせようという、大胆な試みの第二弾。

 

 

 

聞き始めてみると、次々と登場するメロディ・ラインに魅了されてしまう自分に気づく。

 

前作よりも遥かに高みにいっちゃった、尋常じゃない「熟れ方」

こりゃ確かに、自分作曲の 新作出してる場合じゃないわ!(笑)

 

 

またいちいち凄いのが、バンド。

ツアーを通し 完全にディランの分身と化しており、痺れるような瞬間を次々と生み出す。

WOW!

 

強いて言うと、しゃがれているディランの声が、ある意味聴くに堪えないのかも(あれっ?!)

 

 

 

実は...第一印象は正直、最悪だった。

のだが、聴き込むにつれ、こんな感想に…

 

前作の感想は = シナトラ曲をカバー あえて検索させ原曲へ到達、な異色作  だった。

今作は更に、その検索性が高まっているのは間違いない!



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アカデミー賞外国映画賞を受賞したアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」のリメイク。

 

当時の感想をまず振り返ってみる。

        ↓

通常触れられない世界の映画をみると、ハリウッド映画や日本映画にない感性を発見して面白い。

この映画では、

 「アルゼンチン流、怨念」

 「アルゼンチン流、友情」

 「アルゼンチン流、愛情」

 「アルゼンチン流、ストーリーテリング」

            などを感じることができ、大変新鮮だった。

 

つまり一言でいうと、とても満足した。

上映時間は2時間越えなのだが、こうなると全く気にならない。

(引用 終了) 

 

 

さて!

ハリウッドリメイク版はというと…

 

まず豪華さにびっくりするのが俳優陣。

 

・キウェテル・イジョフォー(写真:右)

・ジュリア・ロバーツ(写真:左)

・ニコール・キッドマン(写真:中央)

・アルフレッド・モリーナ

・マイケル・ケリー=House of Cards

 

アカデミー賞受賞済みの名優がズラリ!

なのだが…(汗)

 

残念ながら、オリジナルの迫力には遠く及ばない…

オリジナル版で発揮されていた「アルゼンチン流、怨念・友情・愛情・ストーリーテリング」

それをアメリカでなぞろうと すればするほど、違和感が先に立ってしまう(不思議!なくらい)

 

その違和感が拭えないまま、ラストへ。

そしてオリジナルの衝撃には全く迫らないヘタレぶりで映画が終了…

 

申し訳ない、がこのリメイク、完全に失敗だという判断。

残念!



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2016年6月下旬の「好カード」をスベダラっと並べ、ご紹介いたします!

(というエントリー・シリーズ since 2006.2 )

 

 

このアップの便利な使い方として、次はどんな試合があるのかなと ふと思った時に、当ブログをクリックするとずらっと出てくるので、そうやって使うのがオススメ。

(自分がそうやるために作ってます 笑)

 

 

6/19(日)【EURO 2016】最終節は全て同時間開催!

      スイス vs フランス 

      ルーマニア vs アルバニア 

 

6/20(月)EURO 2016】最終節は全て同時間開催!

      スロバキア vs イングランド 

      ロシア vs ウェールズ ウェールズ、チャンスあり→一位突破!

 

6/21(火)【EURO 2016】

      ウクライナ vs ポーランド

      ドイツ vs 北アイルランド

      クロアチア vs スペイン

      トルコ vs チェコ どうしたトルコ?...

      【コパ・アメリカ】準決勝

      アメリカ vs アルゼンチン!

 

6/22(水)【U-16インターナショナルドリームカップ】at 鳥栖

      U-16日本代表 vs U-16ハンガリー代表

       【EURO 2016】

      イタリア vs アイルランド

      スウェーデン vs ベルギー

      アイスランド vs オーストリア 大混戦 F組!

      ハンガリー vs ポルトガル 大混戦 F組!

      【コパ・アメリカ】準決勝

      コロンビア vs チリ

 

6/23(木)休養日(笑)

 

6/24(金)【U-16インターナショナルドリームカップ】at 鳥栖

      U-16日本代表 vs U-16マリ代表

 

6/25(土) 【Jリーグ】最終節!

      鹿島アントラーズ vs アピスパ福岡 19:00~      

      川崎フロンターレ vs 大宮アルディージャ 19:00~

      【EURO 2016】決勝トーナメント

      スイス vs ポーランド

      ウエールズ vs 北アイルランド

      クロアチア vs ポルトガル

 

6/26(日)【U-16インターナショナルドリームカップ】at 鳥栖

      U-16日本代表 vs U-16メキシコ代表

      【EURO 2016】決勝トーナメント

      フランス vs アイルランド

      ドイツ vs スロバキア

      ハンガリー vs ベルギー

      【コパ・アメリカ3位決定戦

      アメリカ vs コロンビア

 

6/27(月)【EURO 2016】決勝トーナメント

      イタリア vs スペイン! わおっ!

      イングランド vs アイスランド

      【コパ・アメリカ】決勝

      アルゼンチン vs チリ

     

6/28(火)休養日(笑)

       

6/29(水)【国際親善試合】

      U23日本代表 vs U23南アフリカ代表

  

6/30(木)【EURO 2016】準々決勝

      ポーランド vs ポルトガル




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このごろ 毎日のアクセスをみるに、スマホで閲覧する人が増加中。

でスマホでみると、「このブログの人気記事」ベスト10が表示されるので、それでまたアクセスの傾向が変わってきている様に感じている。

 

で考えるに、「アクセスされているベスト10」もいいが、当ブログ的に「アクセスされたいベスト10」も定期的にやってもいいかなと思い始めた。

で過去のログから何回か実施したところ、 × 10 は読むのにちょっと多すぎるかなと思い直し、 × 5 としています。

その方が毎回変化が出しやすいので!

 

 

現在、NYネタが最近のアップの中心になってますが、その路線でいうと真っ先にお勧めしたいのは、

 

1.ピカソMOMA ピカソ彫刻 RETROSPECTIVE展示 時代時代のピカソの「飛び方」に感嘆 (1)~(10)

 

「ふーん」レベルの認識だったのが、行ってみたら「目からウロコ落ちまくり」

世界中から執念深く集められたピカソの彫刻群(約140点)

絵画の人だったピカソにとって彫刻は、彼にとって従来の枠にとらわれず、自由に飛べる領域だったのだ!

時代ごとに部屋が分かれているその彫刻群が、時代時代のピカソの「飛び方」を表現、その再現をシリーズで展開し、全10回で完結したところです。

 

 現在、同様のシリーズで展開しているのが、

マティス Matisse カットアウト The Cut-Outs 展 バーチャルツアー その(1)~(10) at MoMa NY. 

 

印象派の大家、マティス Matisse が晩年に目覚めた、ハサミで色画用紙を切りレイアウトして完成させた作品群を一同に(写真)

極彩色に彩られた作品群はあまりに圧倒的!で、この印象を残すことをシリーズ化でチャレンジしました。

昨年MoMaに行った時にショックを受けたのが、目玉のひとつだった「Swimming Pool」の部屋は残っていたものの、大事な1枚がそこになかったこと...

完全版で観る事ができたのは「あの瞬間」だけだったのだと悟った………..

 

 

 他に オススメの同類コンテンツ以下。

ホイットニー美術館   移転後、初の展覧会=AMERICA IS HARD TO SEE展 その(1)~(4)

 (2015-08-03 ~ 2015-09-27)

 

そしてその後に起こった新展開もフォロー、

NY メトロポリタン美術館、新館 = ブロイヤー館 The Met Breuer が本日、公式オープン   (2016-03-19)

 

大物もあります。

ティム・バートン at MoMA! その(1)~(5)

 (2010-04-25 ~ 2010-5-307)

 

先日最新の展示、ドガの A Strange New Beauty も今後、当ブログで展開予定!

 

 

 

 

別に当ブログ、NYだけのブログではありません。

次は音楽!

 

2.ボブ・ディラン来日公演2016 セットリスト・シリーズ


ブ・ディラン来日2016 セットリスト 4/4初日 またまた変貌中のバンドに感服!


セットリストだけでなく、最新公演の感想も。 

ボブ・ディラン来日2016 4/4初日 感想。74才のジジイにまたもや 元気もらっちゃったって、何よ?!(笑)

 

さらに前回の2年前、ボブ・ディラン来日公演2014 の全セットリスト分析も!

ボブ・ディラン来日2014 3/31~4/23東京 札幌 名古屋 大阪 セットリストまとめ(計17回)  

 

 

最後にベテランから打って変わって、ちょうど、キタ!!!な女の子4人のバンドhinds!

 

HINDS初来日 Leave Me Alone World Tour セットリスト & 感想!

 

300人限定の日本初ライブでした!

 

 

美術、音楽、ときて、次は「映画」

 

3.当ブログでは 内外の「映画」コンテンツを、いち早く未公開映画も含め紹介

 

 最近でのオススメは、

10 クローバーフィールド レーン 10 CLOVERFIELD LANE 何が真実なのか?

デッドプール DEADPOOL 真打ちで登場のアウトサイダー・ヒーローぶりを笑い倒すが、勝ち。

レヴェナント: 蘇えりし者 The Revenant  イニャリトゥの執念がまたもや結実した傑作。

スポットライト Spotlight  真実はひとつしかない、を再実感させる点で、貴重な光を放っている一作。

リリーのすべて The Danish Girl 価値観を揺さぶられる映画(って新しいかも?!)

マネー・ショート The Big Short 乾いた笑いが止まらない、究極のブラックコメディ!

サウルの息子 SAUL FIA 狂気 vs 正気の狭間、を画く、21世紀ならではの「驚愕の1本」

スティーブ・ジョブス Steve Jobs (2015).  ヒールな彼から浮かび上がる人物像とは

Ex Machina(未公開) 静かな世界観で圧倒する、こちらもSF豊作年の傑作 ⬅︎やっとやっと、日本で公開中!

Spy(未公開) 全米で人気のおデブキャラおばさんがスパイに!? が意外に大ウケ中

Me and Earl and the Dying Girl(未公開) 2010年代的 青春映画 は忘れがたい出来。

 

当ブログの基本スタンスとして、2時間超もかかってつまらない作品は、評価が急激に落下する傾向にあります。

007新作はその犠牲者?(笑)

 

 

という映画のアップを継続することで、1年に一度出来る企画が以下。

 

4.極私的 20○○年 映画鑑賞 ベスト10!

(2008-12-22 ~ 2015-12-30)

 

2008年からスタートし今年は8回め。

記憶保存装置としてのブログって本当に便利だねえ~と毎年感心しつつ、10本 + 次点2~3作を選出しています。

始めて判ったのは、他のブログと連携してトラックバックすることで、その年に見逃した「傑作かも作品」をチェックできること。

これは便利!

 

3年ばかり並べておきます。

極私的 2015年 映画鑑賞 ベスト10!  

極私的 2014年 映画鑑賞 ベスト10!

極私的 2013年 映画鑑賞 ベスト10! (+ 今年初登場、驚きの作品連発 ワースト3!)

 

 

最後は聖火もついに開催地に入った、リオ・オリンピック!

 

5.「ブログでオリンピックを10倍楽しむ法 」シリーズ。今年はリオ2016 !

 

開会式の翌日起き、オリンピック開催地にいるヒトに起こる「めまい」を再現(笑)

なにせ、ものすごい数の競技が1日に同じ都市の中で同時に開催されることを実感するから!(体験談)

その感じを多少でも感じていただこう、というシリーズ。

2008北京、2010バンクーバー、2012ロンドン、2014ソチ、と4大会連続で実施中です。



例えば、

ブログでオリンピックを10倍楽しむ法(6)本日は、さらに多種の競技で日本選手次々に登場!



2016リオ も展開するつもりですので、お楽しみに!



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ほとんど知識ゼロで鑑賞。

これがいい方向に働き、多いに楽しんだ。

 

メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じる 主人公(写真:中央)は、彼氏を別れ、独り車で田舎に向かう。

すると一瞬の油断から、交通事故に巻き込まれ、気を失ってしまう…

 

 

目が覚めると、そこは核シェルター。

ジョン・グッドマン(写真:右)がこの所有者。

近所から飛び込んできたジョン・ギャラガー・ジュニア(写真:左)とともに、3人の共同生活が始まる。

 

助けられたことに感謝したいところだが、ジョン・グッドマンがなんとも胡散臭い。

彼は主張する。

外はエイリアンが来襲し、危険な細菌がばらまかれ危険だという話。

だが確認する方法はない。

テレビ・スマホの電波は地下深くまでは届かないからだ!

 

では、果たしてこの話を信じていいのか?!

いけないのか?!


このポイントに置いて、主人公の女性と観客が「一体」になる。

この感覚が、この映画の「肝」だと思う。

 

 

冒頭でも触れたが、当ブログはほとんど知識ゼロで鑑賞したことが功を奏し、多いに楽しんだ。

このため、日本でのこの映画の売り方には、異を唱えざるえない…

(そっち方向で売りたくなるのもわかるけどねー...)


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まず冒頭から度肝を抜かれる。
4人の命を救うために、腎臓移植を離れ技で実現したマッチメイキングが紹介される。
そう、この本のテーマは、マッチメイキングなのだ。

<マッチングプロセスは、正式なものであれ、自然発生的に生まれたものであれ、
<時間とともに進化してきたものがある。だが特に最では、デザイン(設計)されたものもある。
<マーケットデザインの新しい経済学は、マッチメイキングや市場一般に科学的手法を持ち込
<もうとする試みである。

そして様々なマッチングが次々と登場する。
恋愛(!)、人気企業への就職、有名大学への進学 etc …

マッチメイキングとは「お金」では買えない、互いが互いを選ぶ最良の「組み合わせ」を追求する旅なのだ(笑)


判事助手市場にまつわる 試み 及び 失敗 の項でこんなフレーズが。

<市場の失敗の根本的原因には対処しないまま、対処療法的デザインを少しずつ変更するだけ
<では、まるでうまくいかない

面白い!


だけでなく、章のタイトルだけでさえ、心掴まれてしまう。
たとえば、

第2部 
挫かれた欲求―市場はいかにして失敗するか

第3部 
市場をよりスマートにし、より厚みをもたせ、より速くするためのデザインの発明

第6部 
厚みのある市場がすばやく機能しなくてはならないわけ

 

この6章では当然のように、マッチメイキングビジネスの雄、UBER 及び Airbnb が登場。

スマホの普及が、上記2社の普及を成立させたという主張はもっともなもの。

より厚みのある市場があり早く大きく混雑の少ない市場に変え、結果として数十億ドル規模の事業を築くことができたのだ!

 

 

そして結論部分ではハイエクのこのフレーズをはじめ、痺れるフレーズが次々と。

 

マーケットデザインをめぐる政治論争から得られる教訓として、

「市場がどのように運営され、統制されるべきかを理解するには、ここの市場が

 どのようなルールを必要としているかを理解しなければならない」

 

良いデザインは、動く標的のようなもの

 

マーケットデザインも静的なものではなく、既存の慣行や他の市場とつながるために、少しずつ変化しながら発展していくことが多い

 

結論:今年有数に面白い読書。今後の市場を創り上げるだろうヒントがここにある!

 

 

 



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長い期間生き残ってるだけあって、たいていの名画の裏には、歴史あり。

この映画に登場する名画は、グスタフ・クリムトの名画「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」(写真:左)

世紀末美術のひとつとして有名なこの名画は、戦争に翻弄された。
オーストリアで成功していた裕福なユダヤ人家族がその名画を所有していた。
(アデーレ・ブロッホ=バウアーは、家族の親戚にあたる)

ところが時代が第2次世界大戦に突入、ナチスにこの名画を含めた全ての財産を奪われてしまう...
家族は離散、そしてほとんどが死に追い込まれる。

 

主人公(写真:中央)は、その生き残り。
ヘレン・ミレン演じる主人公は、アメリカに亡命後、小さなブティックを経営していた。
その彼女が、ひょんなことから血筋にあたる親戚の新米弁護士とコンビを組み、名画の奪還に挑戦する。

この新米弁護士を演じるのが、何とライアン・レイノルズ!(写真:右)
直前に「デッドプール」を観賞したばっかりだったので、そのギャップに思わず惑った。

とはいえライアンだってこの役に近い2枚目路線のスーパーヒーロー「グリーン・ランタン」を演じた過去はある。
と判りつつも、連続でこの2作を観ると、動揺を隠せない(笑)


監督は、「マリリン 7日間の恋」他で実績がある サイモン・カーティスなので、奇をてらうこともなく、正当な演出。
淀みなく、アメリカ → オーストリアまでをみせる。

 

結論:予想外の組合せで、名画に歴史あり、を上手に物語化した、中々上機嫌な一作

 



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2016年6月中旬の「好カード」をスベダラっと並べ、ご紹介いたします!

(というエントリー・シリーズ since 2006.2 )

 

 

このアップの便利な使い方として、次はどんな試合があるのかなと ふと思った時に、当ブログをクリックするとずらっと出てくるので、そうやって使うのがオススメ。

(自分がそうやるために作ってます 笑)

 

 

6/10(金)【EURO 2016】開幕!

       フランス vs ルーマニア 

      【コパ・アメリカ

       アルゼンチン vs パナマ

       チリ vs ボリビア

 

6/11(土) 【Jリーグ】

       ガンバ大阪 vs 湘南ベルマーレ 14:00~

       アルビレックス新潟 vs 大宮アルティージャ 14:00~

       ジュビロ磐田 vs FC東京 15:00~

       横浜Fマリノス vs 川崎フロンターレ 15:00~        

       ヴァンフォーレ甲府 vs アピスパ福岡 15:30~

       ヴィッセル神戸 vs サンフレッチェ広島 16:00~

       浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ   19:00~

       柏レイソル vs ベガルタ仙台   19:00~

       名古屋グランパス vs サガン鳥栖   19:00~

      【EURO 2016】開幕!

       アルバニア vs スイス

       ウエールズ vs スロバキア

       イングランド vs ロシア

      【コパ・アメリカ

       アメリカ vs パラグアイ

 

6/12(日)【EURO 2016】開幕!

       トルコ vs クロアチア

       ポーランド vs 北アイルランド

       ドイツ vs ウクライナ

      【コパ・アメリカ

       エクアドル vs ハイチ

       ブラジル vs ペルー

 

6/13(月) 【EURO 2016】

       スペイン vs チェコ

       アイルランド vs スウェーデン

       ベルギー vs イタリア

      【コパ・アメリカ

       メキシコ vs ベネズエラ

       ウルグアイ vs ジャマイカ

        

6/14(火) 【EURO 2016】

       オーストリア vs ハンガリー

       ポルトガル vs アイスランド

      【コパ・アメリカ

       チリ vs パナマ

       アルゼンチン vs ボリビア

 

6/15(水) 【Jリーグ】

       FC東京 vs サンフレッチェ広島 19:00~      

       ガンバ大阪 vs 浦和レッズ 19:00~

      【EURO 2016】

       ロシア vs スロバキア

       ルーマニア vs スイス

       フランス vs アルバニア 

      【コパ・アメリカ

       アルゼンチン vs パナマ

       チリ vs ボリビア

 

6/16(木)【EURO 2016】

       イングランド vs ウェールズ

       ウクライナ vs 北アイルランド

       ドイツ vs ポーランド

      【コパ・アメリカ】準々決勝

       アメリカ vs エクアドル

 

6/17(金)【EURO 2016】

       イタリア vs スウェーデン

       チェコ vs クロアチア

       スペイン vs トルコ

      【コパ・アメリカ】準々決勝

        ペルー vs コロンビア 

    

6/18(土)【Jリーグ】全て 19:00~

       サガン鳥栖 vs ガンバ大阪 

       FC東京 vs アルビレックス新潟

       サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ        

       湘南ベルマーレ vs ジュビロ磐田

       大宮アルティージャ vs 横浜Fマリノス

       ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ

       名古屋グランパス vs 柏レイソル

       アピスパ福岡 vs 川崎フロンターレ

       ベガルタ仙台 vs ヴァンフォーレ甲府

      【EURO 2016】

       ベルギー vs アイルランド

       アイスランド vs ハンガリー

       ポルトガル vs オーストリア 

      【コパ・アメリカ】準々決勝

        アルゼンチン vs ベネズエラ 

        メキシコ vs チリ 

 

6/19(日)【EURO 2016】

       スイス vs フランス

       ルーマニア vs アルバニア

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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毎年恒例のNY Philharmonic のフリーコンサート、Annual Free Memorial Day Concert。

 

ちゃんと 記憶 に留めておくために、メモ。

(記憶装置としてのブログ、ありがたい!)

 

 

場所:The Cathedral Church of St. John the Divine

 

出演者:

1.Wynton Marsalis

 

今年はスペシャルな企画が冒頭に!

クラシック音楽なコンサートなはずが、冒頭の挨拶の後、JAZZ。

教会の後ろから、ニューオリンズな吹奏楽バンド6名が演奏しながら行進。

しかもメンバーには、マルサリスが。

 

演目:New Orleans Funeral March

         “Just a Closer Walk with Thee”

 

 

本来は次にバリトン歌手 Thomas Hampson が登場しメンデルスゾーン、の予定だった。

が諸事情により残念ながらキャンセル!

そこで本命、

 

2.Alan Gilbert 率いる、NY Philharmonic

 

演目:

Brahms Symphony No. 2

 

反響の多い教会内の音響を意識してか、ゆっくり目のブラ2。

各章の聴かせどころをきっちり決め、第四楽章のクライマックスに突入させる Alan Gilbertに惚れ惚れ!
大満足のコンサートに、気分良く帰途についた。
 
(実はこの後、また展開があったのだが。またそのうち)


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NY最新トレンドを数回に渡ってお送りしてきました。

1.Uberの 新サービス UberEATS の広告が!2016.05.27
2.こんな装置がアチコチに! IOT化が加速するマンハッタン。Link NYC 2016.05.30
3.NYの最新型ジュークボックスは、まるでiTunesストア化!(笑)2016.06.03
4.UBER EATだけじゃない。ランチやディナーをお届け、という新機軸系の企業が次々と。恐るべしNY!2016.0605
5.UBER EATだけじゃない、ランチやディナーだけじゃない、新鮮食材をお届け、な企業までが。恐るべしNY!2016.06.06


そして今日は最終回(帰国済)として、驚き! のを一発。

今度は、何と クリーニング!
マンハッタン内にいる限り、実はクリーニング屋には事欠かない。
ちょっと歩けば、棒に当たるレベル。

そこに参入したのが、CLEANLY(写真)


説明を読むと、

The world's first laundry and dry cleaning subscription service.

We’re a laundry and dry-cleaning service that delivers at the tap of a button
—so you can get back to doing what you really love.

そこまで忙しい奴っているのかよ!?
だが 流石NY。
プレゼンの仕方が、半端なくカッコいい!

恐るべしNY...

(おしまい)

 



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NY最新トレンドを数回に渡ってお送りしてきました。

1.Uberの 新サービス UberEATS の広告が!2016.05.27
2.こんな装置がアチコチに! IOT化が加速するマンハッタン。Link NYC 2016.05.30
3.NYの最新型ジュークボックスは、まるでiTunesストア化!(笑)2016.06.03
4.UBER EATだけじゃない。ランチやディナーをお届け、という新機軸系の企業が次々と。恐るべしNY!2016.0605

そして今日もさらに新しいのを一発!

UBER EATだけじゃない、
ランチやディナーだけじゃない、

今度は、「新鮮食材をお届け」、な新機軸系の企業までが。
日本にもヨーカドー系同様?のサービスがあるが、流石NY。
プレゼンの仕方が、半端なくカッコいい!

恐るべしNY...

 



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先日ご紹介したUBERの変化系、UBER EATS だけじゃなかった。

ランチやディナーをお届け、という新機軸系の企業が次々と。

 恐るべしNY!

 

こちらは seamless という名前。

アクセスしてみたが、日本からヒトということを見透かされている?

今、ハンバーガー食べに行ってます、の表示しか出ない(笑)

UBER EATSも無理だったので、こういう現地サービスを体験するのは厳しいか?!



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