「Blu-ray vs HDVD 東芝陣営最後の起死回生「バルジ作戦」(笑)の可能性を考える」などと軽くチャかしつつも、実はもこの線はありうるなと思いつつのアップ(2008-03-11)でしたが、あさって3/20発売のMusic magazineでもやはりこのBlu-ray vs HDVDについての記事があるのでご紹介をば。
記事を書いているのは、日本ビクター、Wパイオニアを経て今は音楽専門学校で講義を行っている、麻野さんという方(記事はP.200)
当ウログと同様に指摘しているのは、現行のCDの規格を超えようとしたいくつもの新企画が全く機能していないこと。
今後はあくまでもコンテンツの争いとなることは同じだが、ただしその理由をコンテンツの「同時発売」かどうかが分かれ目としている。
ただし当ブログでは、本当に次世代の映像規格に移行しなければならないという点において実は「必然性がやや欠けているのでは?!」という視点がベースになっている点に違いがある。
確かにどっちが奇麗かと問われれば当然Blu-rayと答えるのだが、同時に湧く疑問は「本当にそれが必要か」
VTR→DVDの時ほどのインパクトが、DVD→Blu-rayにあるのかということだ。
映画の感動は決して画質で生まれるものではなく、あくまでも作品の「質」だ。
昨年最も良かった映画と思っている「善き人のためのソナタ」を私はVHSの3倍速で録画したものを観たが、感動の質に違いはない。
もし画質によって違いが現れる映画があるとすると、強いて考えてもそれは「CGを多様したバーチャル映画」ではないか。
なにせCGはいつも、ハッキリ・クッキリ、だから。
ハリウッド映画がやたらCGしているのも、そんな戦略があるのかとうがってみることもできる。
ソフトメーカーの「同時発売」の努力をポイントとして考えるのも確かにおもしろいが、そのそもそもの「必然性」を問うてみるのも一つの議論として、一興ではないかと思う。
(まあメーカー出身の方にそれを求めるのは酷に違いないが)
大手ビデオレンタルでのBlu-rayレンタルが開始(う~ん実に戦略的ではないか?)される報道があった今日だからこそ、ふれておきたい話題なのだった!
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