NHK「いだてん ~東京オリムピック噺~」終了後、いだてんロスに苛まれている。
それを加速するのが、例のゴタゴタで放送開始がかなり遅れた「麒麟がくる」
仕方ないので、週間文春のクドカンの連載を引っ張り出してきて読破。
だが肝心の「いだてん」については、ラスト数行ということも多かった(涙)
というわけで読み始めたのが本書。
第1章 始まりは浜名湾
第2章 オリンピックと競泳
第3章 浜名湾から日本、そして世界へ
第4章 競泳王国ニッポン!
第5章 幻の1940東京オリンピック
第6章 戦後復興
第7章 悔しさを乗り越えて
こうしてざっとみても、NHK「いだてん ~東京オリムピック噺~」の後半を見返すような構造。
ていうより、この本からも相当にネタとして引用され、ストーリーになっているとみた!
とはいえ全てが同じではない。
ドラマになく、本にはあった箇所をいくつか列挙してみる。
・田畑 政治 が浜松市にかけあって出来た弁天島プール
・ここでの全国大会で、田畑 政治 の発案で現在のようなコース分け(一番早い選手がセンターコース)を採用
・田畑 政治 の朝日新聞入社は帝大卒としては極めて例外
・岸体育館 といえばの元祖、岸 清一 に頼みこんだことで実現に至った、神宮プール
・ベルリン五輪から帰国時予定時、乗るはずのエール・フランス機がナチスに取られ仕方なくロンドン経由で帰国
ところが元々乗るはずだった機は墜落、結果9死に1生を得た日本選手団!
・マッカーサーへの日本水泳陣ロス派遣に強力に強力した人物=カツミ米谷
・田畑 政治 の一生の恩人のひとり、フレッド和田イサムが登場(涙)
最重要人物のはずがドラマでは削られており当ブログは涙を飲んだが、この本で溜飲が下がった!
田畑 政治 と川島の確執はこの本でも簡潔に描かれ、ドラマのシーンが脳裏に蘇る(汗)
上記でわかると思うが、いだてんロスに苛まれていた当ブログに良く聞いた~
まるで薬のよう(笑)
というわけで結論:いだてんロスに良く効く ありがた〜い薬 のような一冊(笑)