-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

やがて風に乗ります(カキラン)

2014-09-09 18:03:32 | 伝説

 カキラン(柿蘭)はいつの間にか花の時期が終わり、種子の房になっていました。今年は忙しくて、畑沢へ行く時間があまりありません。何しろ、「ど素人」がリフォームのために、毎日のように大工や左官に変身しています。単に忙しいばかりでなく、下手な鉋研ぎ方をしたために、腱鞘炎で「ばね指」になってしまいました。これがなかなか治りません。

 

 さて、カキランの種子は普通の植物とは大分、様相が異なります。カキランなどのラン科植物の種子は、種子の中に栄養分を持っていません。発芽後はラン(蘭)菌の助けを借りて成長します。ラン科の種子は、遺伝子を残すための必要最小限の成分だけですから、種子とは思えない粉末状です。種子が風に流されて、どこかに着地してそこにラン菌がいなければ成長できません。などと知ったかぶりにしていますが、全て本から教えてもらった受け売りです。私が種を蒔いたこともありませんし、顕微鏡でラン菌を覗いて見たこともありません。畑沢のカキランも殆ど見られなくなりましたが、ここのカキランは何としても守っていきます。

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小さいマメ科植物の花たち

2014-09-09 17:37:19 | 自然

 畑沢マメ科植物花たちも、季節の移ろいとともに様相が変わってきました。春の「藤の花」と夏の「葛の花」はマメ科植物でも大きい花弁と大きい房になります。ところが、秋のマメ科植物の花は小さいものです。

 萩の花は、趣がある秋の花として多くの人に好まれています。畑沢ではまだ本格的ではありませんが、ぼちぼち咲き始めています。

 秋の花でも、この花は見向きもされないばかりか花壇の花々に蔓(つる)でまとわりつく厄介者です。当然のこととして私も名前など知りませんでした。ところが、名前がありました。「ヤブマメ」だそうです。「藪の豆」の意味だと思います。軽蔑した命名か、それとも藪の中にあっても「立派な豆」と崇(あが)めている命名かもしれません。葉を見ると、大豆にそっくりな形ですから、後者でしょう。それならば、一度は口にしてみたいのですが、実るころには忘れ去られそうです。

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