以下の記事に重大な誤りがありました。トリキ(アブラチャン)と書きましたが、正しくはトリキではありませんでした。アブラチャンだけになります。 訂正令和2年2月17日
去年はクロモジでカンジキを作りましたが、昨年、古瀬T氏から教えていただいたアブラチャンでのカンジキづくりに挑戦しました。
アブラチャンは今年の秋に千鳥川ウォッチングとして投稿しました。アブラチャンはクロモジと同じく楠の仲間です。油分が多くて、熱でグニャグニャと言いたいほどに木が柔らかくなります。油にはクロモジと同じような成分が入っていて独特の強い匂いがします。樹皮の様子はクロモジと全く異なります。
アブラチャンの樹皮 クロモジの樹皮
カンジキは既に三人から依頼があります。たまたまカンジキづくりの話を出したところ、「俺に作ってくれ」と物好きな方々からの注文です。
カンジキづくりで最も力が必要なのが、爪を挟んで輪っかを縛るときです。幸い、ハタガネが非常に有効でした。
今日はとりあえず2人分の輪が出来上がりました。御覧になって、「何だか、形が悪い」とお思いかと思います。そのとおりです。まだ輪っかを作っただけで、成形してません。ついでに大きさも一様でないようですね。う~~ん、手直しが必要かなあ。
カンジキの底には滑り止めの爪を付けました。畑沢で使われているものよりも、幅が狭いものにしています。材料は、畑沢で最も硬い木であるイタヤカエデです。爪にイタヤカエデは定番です。