-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

乳母木地蔵からの古道が二筋ありました。

2014-12-24 17:34:59 | 歴史

 11月に尾花沢市畑沢の奥にある背中炙り古道を調査したところ、これまでの古道とは別に新たな古道を発見しました。


 畑沢から村山市の中沢方面に向かう古道は、背中炙り峠から弘法清水を通るのが唯一だと思っていましたが、峠に残る切岸という楯に付随する工作物を辿ってみたところ、そこに新たな古道のルートが浮かび上がりました。とりあえず、これまでの弘法清水を通るルートを「弘法清水ルート」とし、新たに発見されたルートを「上段ルート」と名付けておきます。

 弘法清水ルートも上段ルートも、切岸の縁を通っています。何本もの切岸は、北から南方向へ急斜面を斜めに並行して下っています。そのうち、最も低い切岸の上に作られているのが、弘法清水ルートです。そこから上へ10メートル以上の切岸に新たな上段ルートがありました。


 このことは、県道の村山市側から峠を見ると分かります。写真の杉林になっている所が楯の曲輪跡で、その下に黒い線で示した2本の線が切岸上の古道のルートです。晩秋、木の葉が落ち下草が枯れると古道が見えます。下が弘法清水ルートです。その上の線が上段ルートです。

 一見して、単なる切岸のようにも見えますが、よく見ると切岸に凹みがあることと、さらに南へ下ると大きくU字型に凹んだ古道独特の地形が現われますので、古道であることが納得できます。上段ルートの南側は、弘法清水ルートよりも古い可能性があります。