春の大型連休が始まる明日を前にして、今日、長男一家が孫を連れて帰省することになりました。孫は生まれて3か月経ったばかりですので、まだ御馳走を準備できません。長男はタラの芽の天ぷらが好きなので、長男のために畑沢へタラの芽を採りに行きました。タラの芽は山菜なのですが、我が家では畑から採ります。畑に山菜が生えています。タラの芽の他にも、蕨、コゴミ、木通の芽があります。山へ行かないでの山菜取りです。最近、猪や鹿が出る地域が多くなってきました。そのうちには我家でも、畑で猪肉と鹿肉が採れる(捕れる)かもしれません。
好天が続いています。好天と言うよりも猛暑に近い天気です。30度近くまで気温が上がります。今年もまだ背炙り峠が通れませんので、尾花沢を回って畑沢を目指しました。古殿に入って東側に新緑に彩られた小高い山が見えます。いつも見慣れた山ですが、今日は山裾が気になりました。白い岩肌が連なっています。朧気川で削られた崖です。畑沢にはない光景です。畑沢の山はどこも緑に囲まれていて、このように地肌が広く出ている所はありません。
白い崖を望遠で拡大して見ました。これでも白い岸がどんな地質によるものかは分かりません。ただ、全体的に緻密で均一であるように見えます。後刻、地質図で知らべたところ、「シルト岩凝灰質砂岩褐炭互層」だそうです。随分と単語が詰まっています。結局、この地質は何でしょう。文字そのままを受けとめることにしました。
古殿は稲荷神社のお祭りでした。幟が立っています。この近くにブログ仲間がいらっしゃいました。心優しさが伝わるブログの投稿者でしたので、一度お会いしたいなと思いました。御本人はおられませんでしたが、御家族とお会いしました。御家族も想像以上に心優しい感じの方々でした。
車段から荒町へ抜ける近道を通りました。この時期に毎年見る私が好きな光景が見えてきました。新緑の上に大平山が聳えています。この写真では、景色が春の霞でおぼろげですが、実際はもっとくっきりと浮かび上がって見えます。見る人の感情が影響するのでしょうか。
さらに荒町を過ぎて松母を越えようとしたとき、突然、道路脇に純白の大きな花が見えました。タムシバです。この地域ではコブシと呼んでいます。 私には珍しく、三脚を使った撮影です。やはり三脚を使った方がきれいに撮影できます。それはいつも分かっているのですが、面倒くさがりです。
畑沢の実家に着くと、小屋の隙間からニホンカナヘビが顔を出しました。お腹の膨らみ方は雌だと思います。最近、この動物とはしばしば出会います。私も定年退職後は爬虫類的と気が合うようになったようです。
そして、目的のタラの芽は、このところの高気温ですくすくと伸びていました。天ぷらにするには勿体なく、おひたしに丁度良い大きさです。いつもの年よりも一週間は早いような気がします。
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