-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

背炙り峠で遊びました

2018-08-23 19:36:55 | 近況報告

 

 平成30年8月15日に大雨が降り、尾花沢市内に24時間降水量が110ミリを超えました。その十日前の8月5日にも大雨となり、尾花沢市内は全戸に避難勧告が出されていました。今年はとんでもない年です。幸い、5日の大雨による畑沢の被害はなかったのですが、それよりも15日の降水量の方が多かったようです。ただし、避難勧告等が出ませんでしたので、大丈夫だったのであろうと推測していました。それでも、降ったことは事実なので、大分時間が経過しましたが8月22日に畑沢へ出かけました。

 大雨で背炙り峠が通行止めになっているかと心配しましたが、通れました。先ずは一安心です。いつもの湧水のところで、嬉しい光景を見ました。奇麗に掃除がされています。しかも、水量も豊富です。

 

 湧水を飲みたかったのですが、急いでいましたので撮影だけして、そのまま通過です。

 畑沢で水路等の状況を確認したところ、確かに水位がかなり上昇した痕跡がありました。しかし、どこでも溢れるようなことはなかったようです。一安心です。

 やりたいことを終えて、帰路、久しぶりに峠からの風景を眺めることにしましたが、峠の夕日には少し早かったようです。しかし、車がないのに、ランニングスタイルの方がお一人で楯岡方面を眺めていました。車がないことを不思議に思って尋ねて見ましたら、何と楯岡から峠まで走ってきたということでした。数百メートルで音をあげる私とは、月とスッポンです。世の中には大した人がいるものです。唯々、尊敬し、話し込んでからお別れをしたら、太陽が葉山に隠れて始めて、夕日らしい雰囲気になりました。でも、「奇麗な夕日」には程遠いものです。それでも写真をお見せするのは、この写真の中央に飛行機が写っているからです。飛行機があれば、特別です。見えますかねえ。

 飛行機は嘘ではありません。それが何より証拠には、次の写真に望遠で撮影した飛行機が写っています。しかも、拡大すると、JALであることが分かりました。きっと、甲子園大会決勝で戦った金足農業高校を応援した人たちが乗っていたのでしょう。飛び方が、実に晴れ晴れとしていました。主翼の両端が上に反り返って感情を表しています。

 反対方向に目をやると、甑岳の雄姿が見えましたが、両脇に只ならぬ雲が湧きあがっていました。所謂、積乱雲です。この日も台風19号の影響を受けた猛暑で、山際のあちこちに、もくもく雲が登っていました。この写真は上昇中の積乱雲でしょう。

 

 峠から少し楯岡側に下って再び雲を見ると、上が平坦に変形しています。積乱雲の真ん中で激しい雨が落下したようです。雲の上には、奇麗な月が出ています。まだ満月にはなりませんが、十分な輝きがあります。

 さらに林崎まで来ると、雲は積乱雲の面影が薄くなっていました。 月はここにも追いかけてきてくれました。


 ところで、山の中では大雨の爪痕がありました。路肩が崩れていました。何年か前に山側にU字側溝を設置し、谷側の路肩にガードレールのアンカーを埋めました。アンカーを埋める時は、元々の地面を掘り起こしますので、土の粒子同士の結束が弱くなってしまい、浸食を受けやすくなります。だから、私はいつも、路肩を掘り起こさない工法を推奨しているのですが、毎年、同じ工法を繰り返しています。このような山岳地帯は、平坦部の道路とは異なるやり方が必要です。優秀な職員がいるはずですから、十分にその能力を発揮してもらいたいものです。最近、「粛々と仕事をする」ことが流行っているようですが、それではロボットに負けます。おかしいと思ったら、一旦、立ち止まってしっかりと問題を是正することが必要です。

 これ以上に浸食が進まないように、可愛らしい小さな土嚢が並べられていました。こんな土嚢があるんですね。


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