おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

桧皮葺き屋根

2006年12月13日 19時55分53秒 | 建材・素材
岡山県岡山市に『吉備津神社』という由緒ある神社があります。大吉備津彦命を主神とし、その一族を祭っています。建物は棟が二つ並んだ比翼造りと形式の屋根がかかっております。現在この屋根の葺き替え工事を行っていて建物を覆うように足場がかかっています。全体像は下の模型写真のようになります。



屋根は、桧皮葺きです。桧の皮をはいでそれを屋根にのせていきます。



これが、材料の桧皮です。この桧皮を竹釘や鉄釘で固定していきます。



材料は、自然のものですから、大量に揃えることが出来ないので、材料が入手しつつ工事を進めているようで、数年かけて工事を行います。現在は4分の1~3分の1くらいの状態なのかな。。。




軒先部分です。この厚さ。。。凄い迫力です。桧皮の軒先の下に斜めに板を組んで化粧野地板としています。(名称忘れちゃいました(^^;;)



っで、これが、改修前の野地板です。竹釘は当時のままの姿を残していました。



曲面部分も、このようにして張っていきます~。現場を見てて職人の技を改めて認識しました。やっぱ凄いね~!



いい経験をさせてもらいました。年に何回かは工事光景の一般公開もしてるようですよ~

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